さて、今回でようやく「百学連環」の「総論」について、目次を見終わります。
項目を一つずつ見ながら、思い浮かぶ疑問などを書き留めてきたので、意外と時間がかかりました。
しかし、繰り返しになりますが、これから込み入った書物を読み始めようという場合、その目次をじっくり読んでみることは、大変有益です。書物の構造をあらかじめ頭に入れておくことで、読み進めながら多少迷ったとしても、「現在地」の見当がつくため、ひどい迷子になる恐れを減らせるのです。そういえば、目下翻訳刊行が進められている中山元さんによるカントの『純粋理性批判』(光文社古典新訳文庫)でも、毎回その巻ごとに、読んだところの見出しを並べて、その詳細な構成を確認することが勧められていました。
さて、いま見ている目次の「真理」という項目には、さらに次のような見出しがありました。
Positive Knowledge, Negative Knowledge
利用 適用
コントの三段階説
才学識
規模 System 方法 Method
普通学 殊別学
心理上学 Intellectual Science 物理上学 Physical Science<<
今回は、「規模 System」以下を眺めています。
ウェブで続きをお読みいただければ、幸いです。
⇒三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」 第7回
http://p.tl/7TR9
⇒三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」目次ページ
http://bit.ly/icTKRW
拙連載全体へのリンクをまとめた目次ページです。