連載「「百学連環」を読む」第9回を寄稿しました。
冒頭で「百學連環」という言葉の由来を述べているくだりを検討しています。特にそこで示されているギリシア語が、三通りの綴り方で記されていることを見比べてみました。
この綴りは、なんの因果か、別の書物に引用される際にも、またまた別の綴りで記されていたりします。
「百學連環」講義は、まさにそのタイトルに冠された言葉である「百學連環」の由来とその意味を説くことから始まりました。それは、同書の表記に従えば、Ενκυκλιος παιδειαという古典ギリシア語に由来するEncyclopediaという英語を、漢語に訳した言葉だったわけです。今回は、この言葉の意味について、もう少し詳しく検討しておくことにしましょう。なにしろ、講義の総タイトルでもありますから疎かにできません。
このΕγκυκλιοςπαιδειαという語は、古代ギリシアの言葉ですが、現代に生きる私たちにもけっして無縁ではない、というよりも、相当重要な概念です。次回以降、数回にわたってその意味や意義について考えてみる予定です。
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