俳優じゃなくってモデルね。
★Robert Bresson, Notes sur le cinématographe (folio 2705, Éditions Gallimard, 1975)


ブレッソン『シネマトグラフ覚書』の原書。松浦寿輝氏による邦訳書(筑摩書房)は目下、品切れ中。邦訳書が再刊されるまでこちらで我慢(いや、我慢とかそういう問題なのか)。邦訳書によると、ル・クレジオによる序文は英訳版にはいっていたものだそうですが、現在はフランス語版(folio版)にも収録されていました。


★Philippe Arnaud, Robert Bresson (Petite bibliothèque des Cahiers du cinéma 75, Cahiers du cinéma, 1986)


フィリップ・アルノーによるブレッソンの評伝。


★François Zourabichvili, Le vocabulaire de Deleuze (ellipses, 2003)


ズーラビクヴィリによるドゥルーズ語彙集。見出し語についての、1)ドゥルーズの著作からの引用、2)ズーラビクヴィリによる解説、とからなる。後日、とりあげられている語彙のリストを掲載してみるつもり。本書は100ページに満たないヴォリュームのもので、書店では同名(?)でもっと分厚い本を見かけたような気がするのだけれど同じものなんだろうか。


『新潮』第101巻第11号 2004年11月号(新潮社)
ドン・デリーロ「対位法――三本の映画、一冊の本、一枚の古い写真」(上岡伸雄訳)
福田和也「わが戦前――平成年間の感情、思想、文芸 第四回」
渡邊守章「薔薇の名――能の本を書くこと」


『音楽現代』vol.2 no.11 1972年11月号(芸術現代社
☆特集=映画音楽
武満徹森谷司郎+貝山知弘「てい談・映画と音楽を語る」
・「世界の映画音楽を作った人々」
渡辺祥子「最近の音楽映画名作物語」
・岡部迪子「チャップリンと映画音楽」
岡俊雄「エピソード・映画音楽史」
・河端茂「映画音楽レコードベスト50」


1972年の『音楽現代』。30年前の雑誌ともなると、あちこちにはいっている広告だけでも相当にたのしめます。最新型レコード・プレイヤーの宣伝とか、歌を作ってくれる集団(企業?)の広告とか。