2015-01-01から1年間の記事一覧
2015年に読んだ2015年刊行の本から、印象に残った本を挙げてみます。なんとなく分類しつつ順不同。 ■2015年の印象に残った30冊+α 01. THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス 作者: マニュエル・リマ(Manuel Lima),三中…
先だって馬場保仁くんにお招きいただき、DeNA主催のイヴェント「座・芸夢:若手ゲームプランナー育成塾」(第7回)に登壇して参りました。当日のレポートが、DeNAのCreator Blogに掲載されております(レポートは、イベント運営担当の藤村さん)。 当日は、…
2015年、文筆や講義の方面では、こんなことをした1年でした。 ■本★編著『サイエンス・ブック・トラベル――世界を見晴らす100冊』(河出書房新社、2015/03/24)★『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書、2015/04) サイエンス・ブック・トラベル:…
『週刊読書人』2015年12月11日号に回答しました。 挙げたい本は数ありますが、今回は歴史に関する3冊を選んでいます。 dokushojin.shop-pro.jp 同紙増刊号の「PONTO」第4号は「LGBT」特集。 http://dokushojin.shop-pro.jp/?pid=96380293
★Journal of the Philosophy of Games 創刊準備中で論文を募集しているようです。オープン・アクセス誌とのこと。 // 1e3)g=1e3;else if(200>~~g)g=200;f.height=g}if("link"===d.message)if(h=b.createElement("a"),i=b.createElement("a"),h.href=f.getAtt…
★Journal of Arabic and Islamic Studies (Lancaster University) ランカスター大学の『アラブ・イスラム研究紀要』のサイト。 The Journal of Arabic and Islamic Studies (JAIS) is an international, peer-reviewed, open access, academic journal. It i…
『現代思想』2015年12月号「特集=人工知能――ポスト・シンギュラリティ」(青土社)に「人には遊び友だちが必要だ――ゲームと人工知能をめぐるスケッチ」を寄稿しました。 先日の紀伊國屋書店での鼎談でも少し触れましたが、「反知性主義」にせよ、「人工知能…
★『イナンナの冥界下り』(セルリアンタワー能楽堂、2015.11.13) 『イナンナの冥界下り』を観た。 自分ではほとんど使わない言葉だけれど、「空前絶後」とは、こういう場合に使う言葉なのだと思い知った。 時を遡ること5000年、古代メソポタミアのシュメー…
★紀伊國屋じんぶん大賞2016プレイベント「「じんぶん」のモンダイを語る」 お知らせが続いて恐縮です。 斎藤哲也さん、吉川浩満くんと共に2015年の人文書を振り返ります。 日時:2015年11月22日(土)14:00-16:00 場所:紀伊國屋書店新宿本店 備考:無料・要…
日本図書設計家協会創立30周年記念で行った講演「本の未来を考える」の動画が公開されました。ご笑覧いただければ幸いです。 今年は(出不精のわたくしとしては)じつによくしゃべった1年でした。 www.youtube.com yakumoizuru.hatenadiary.jp
『WIRED』VOL.19(2015/11/10)特集=「ことばの未来」で、インタヴューにお答えしました。 「いま「ことばの未来」を考えることは 「○○の未来」を考えることである」というコーナーで、4冊の本を挙げて話すという内容です。私は「記憶」というテーマで話…
★三中信宏 ×山本貴光「本を読むときに系統樹で考える、可視化することばとビジュアル」 2015.11.13追記:ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。遠方からお越しの方もいたと伺いました(三中先生ファン、すごい!)。丸眼鏡同士の眼鏡トークから…
★田中一郎『ガリレオ裁判――400年後の真実』(岩波新書1569、2015/10) ガリレオが地動説を唱えたことでローマ教会によって裁判で有罪とされたことは、よく知られているところ。 では、実際の裁判はどういう経過を辿ったのか。ガリレオ裁判資料を読み解き、実…
朝日新聞社の藤生京子さんにインタヴューをしていただきました。10月21日の朝刊とウェブに掲載されています。 www.asahi.com そこで触れている西周の「百学連環」については、下記で連載をしました。目下は、この連載を本にまとめているところであります(来…
★ミームデザイン学校2015公開シンポジウム「文体とデザインのはざま」 2015/10/28追記:お越しいただきありがとうございました。なお、このシンポジウムについては、『アイデア』誌に掲載される予定です。
★「記憶のデザインのために――来たるべき知識環境の構想」(ÉKRITS) ウェブサイト「ÉKRITS/エクリ」に、エッセイ(試論)を寄稿しました。 「記憶」については、いつの頃からか、ずっと気になっていて、本や文献を集め読んだり、いまも試行錯誤を繰り返して…
★Marc Van De Mieroop, Philosophy before the Greeks: The Pursuit of Truth in Ancient Babylonia (Princeton University Press, 2015/10) 『ギリシア以前の哲学――古代バビロニアにおける真理の追究』 これはぜひとも読みたい。 press.princeton.edu
★『古語大鑑』(全4巻、東京大学出版会、2011- ) 全4巻の予定で、2011年に第1巻が刊行された『古語大鑑』。パンフレットに記されていた予定では、第2巻、第3巻が出ている時分だけれど、続刊はどうなっているのだろうか。この辞書は手元に揃えたいのでありま…
★Nicolas Copernic, De revolutionibus orbium coelestium / Des révolutions des orbes célestes (3 volumes, LES BELLES LETTRES, 2015刊行予定) ラテン語原文とフランス語訳が入っている様子。3巻で2,700ページ。これは出たら入手しましょう。日本語で読…
★Journal for the History of Analytical Philosophy バックナンバーがPDFで公開されています。 jhaponline.org
アイザック・ニュートン関連サイトのメモ。 ⇒The Newton Project http://www.newtonproject.sussex.ac.uk/prism.php?id=1 ニュートンが書き残したものを、刊行されたものも未刊行のものもすべて、オンラインで公開することを目指すプロジェクト。 ⇒Cambridge…
★『ダンジョンズ&ドラゴンズ』 ゲームデザインの教材にも使えてありがたい。 hobbyjapan.co.jp ⇒Dungeons & Dragons http://dnd.wizards.com/ ⇒Dungeons & Dragons > Basic Rules http://dnd.wizards.com/articles/features/basicrules 『D&D ベーシック・ル…
★Franco Montanari, The Brill Dictionary of Ancient Greek (English edition, Brill, 2015) フランコ・モンタナーリの古典ギリシア語=イタリア語辞典 GI - Vocabolario della lingua grecaの英語版。下記のURLは、普及版のものですが、2巻組の豪華版もあ…
★Monument Valley (ustwo) ゲームデザインを学ぶ人に向けて、遊んでみたり、分析してみるとよいゲームのリストをこしらえたい。と念じつつ、思い出すたび、当該ゲームのタイトルやウェブサイトを記して参ります。エッシャーの綺想絵画を思わせる構造物のうえ…
★「成熟の神話を脱けて、幼さと未熟さを力に変える」(阿部公彦『幼さという戦略』朝日選書書評、『一冊の本』2015年10月号、朝日新聞出版) 『一冊の本』の「最初の読者から」のコーナーに、阿部公彦さんの新著『幼さという戦略――「かわいい」と成熟の物語…
★「本の未来を考える」(日本図書設計家協会創立30周年記念講演会) 2015年09月26日(土)に、日本図書設計家協会創立30周年記念講演会にて、「本の未来を考える」というタイトルでお話をさせていただきます。 また、同協会が発行している『図書設計』No.90…
河野貴美子+Wiebke Denecke+新川登亀男+陣野英則編『日本「文」学史 第一冊 「文」の環境――「文学」以前』(勉誠出版、2015/09)は刊行を待ちかねていた1冊。落手して、目下はその巻頭に置かれたヴィーブケ・デーネーケ氏の「「文」の概念を通して日本「…
★Papers, Please (Windows他、2013) 架空の国の入国審査官となって、入国書類の審査をするゲーム。なによりもまず、アイディアがいい。
★The Happy Reader (Penguin books) ペンギンブックスが発行している季刊誌。60ページほどの冊子で、前半は表紙を飾っている人物へのインタヴュー、後半はペンギン・クラシックスに入っている本を1冊とりあげて、ゆったりと紹介。目下は第3号が出たところ。 …
★アミーア・アレクサンダー『無限小――世界を変えた数学の危険思想』(足立恒雄訳、岩波書店、2015/08) Amir Alexander, Infinitesimal: How a Dangerous Mathematical Theory Shaped the Modern World (2014) 「無限小――どんな数よりも小さいが、0ではない…