おしらせ

★イヴェント

・2020/03/13 大島淑夫+安田登+山本貴光「100分de名著特別講座 夏目漱石「夢十夜」の謎を語りつくす!」

 

★新刊

本の雑誌編集部『この作家この10冊2』(本の雑誌社、2019/10/23)【寄稿】

荒木優太編著『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店、2019/09/01)【寄稿】

本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社、2019/08/28)【寄稿】

田中佳祐著、竹田信弥構成『街灯りとしての本屋』(雷鳥社、2019)【寄稿】

ケイティ・サレン+エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、山本貴光訳、ニューゲームズオーダー、ユニット1:2019/03/17、ユニット2:2019/0511、ユニット3:2019/07/28、ユニット4:準備中)【翻訳】

・ジョン・R・サール『MiND』(山本貴光+吉川浩満訳、ちくま学芸文庫、2018/11)【翻訳】

・『投壜通信』(本の雑誌社、2018/09)

 

★連載中

・「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)

・「季評 文態百般」(『文藝』)

・新連載近日開始予定

 

★ブログエントリ

京谷裕彰編『薔薇色のアパリシオン――冨士原清一詩文集成』(共和国、2019)

 

文庫ブックフェア「恋も宇宙も密室も」

青山ブックセンター本店の文庫棚で、連続ブックフェア第4弾が始まりました。

 

今回は「恋も宇宙も密室もーーアンソロジーに花束を」と題して、各方面のアンソロジーを集めてみました。

 

よく編まれたアンソロジーは、雑誌にも似て、いろいろな作家と出会える場にもなるものです。

 

もちろん、お気に入りの作家の作品が入っているものを選ぶもよし、アンソロジーのテーマから選ぶもよし、選者(アンソロジスト)で選ぶもよし。お楽しみいただければ幸いです。

 

配布用のリーフレットは、目下執筆中です。

 

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「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」

12月16日は、少しはやめの忘年会。ではなく、「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」というイヴェントでした。

斎藤哲也さん、吉川浩満くんとゲンロンカフェでこの鼎談をはじめて今回で4回目。最初にやってみたら、たいそう楽しかったので、3人でまたやりたいねえと言っていたところ、そんなこんなで回を重ねています。

このイヴェントでは、3人がそれぞれ2019年に刊行された人文書から印象に残ったものをリストにしてみなさんと共有するというやり方をとっています。回を追うごとに冊数が増えており、そんなにたくさんにしなくてもいいのでは、と事前に話しあっていたのでしたが、蓋を開けてみたらどうでしょう、3人で都合千冊を超えるリストができてしまったのでした。

ただし、各人がそこからさらにベスト20も選んでいるので、その点はご安心を。

事前にリストをつくりながら、あんな本もあった、こんな本もあったと、あれこれの話題や材料をピックアップしていくと、すぐに30、40となるのですが、毎回いざ話し始めてみると、事前には思ってもみなかった話題が展開するのが醍醐味です(事前の台本なしでしゃべっております)。

さて、今年はどんな話になったでしょうか。12月23日くらいまで、ニコニコ生放送のタイムシフトでご覧いただけます。会場で配布したリストのファイルも、放送中に示されるリンクからダウンロードできますヨ。

お楽しみいただければ幸いです。

 

live2.nicovideo.jp

モリー・バング『絵には何が描かれているのか』(フィルムアート社)

モリー・バング『絵には何が描かれているのか――絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』(細谷由依子訳、フィルムアート社、2019.11.26)に「魔法の秘密を明かす本」と題して解説を書きました。

絵本作家の著者が、絵本の画面構成を題材として、ヴィジュアルとそれを目にする人の心の動きの関係を探る本です。絵の上手下手ではなくて、色と形を使って、あくまで画面をどう構成するかという点に集中しているのもポイントです。絵心と関係なくヴィジュアルデザインを学べます。

また、同書の刊行記念ブックフェア「心を動かす絵のひみつ」をいくつかの書店で開催中です。選書は、松田行正さん、名久井直子さん、大原大次郎さん、細馬宏通さん、平倉圭さん、菅俊一さんというメンバー。わたくしも参加しております。

 

 

filmart.co.jp

 

 

『つげ義春大全』

『つげ義春大全』(全22巻、講談社、2020/04)

この全集は、つげ自らが「大全」と謳い、著者全面協力のもと編纂された決定版の全集です。/収録作品は1954年発表の幻のデビュー作から1987年の断筆までの作品、そして随筆家としても知られる著者の文章、イラストレーション、旅写真なども収録した、つげファンにとっては垂涎のコレクション企画です。

まだ少し先ですが、備忘まで。

 

news.kodansha.co.jp

久しぶりに吉川くんと

2019年11月20日に、ゲンロンカフェで吉川浩満くんと対談をしました。

タイトルは「人工知能と人文知を結ぶ15(+α)の必読書」。先頃刊行された東浩紀編『ゲンロン10』に二人で寄稿したブックガイド・エッセイに関連したイヴェントです。

とはいえ、対談ではブックガイドをなぞるのではなく、人工知能という発想のおおもとにある、人間の知能の捉え方や、人間の思考を機械化したいという発想を検討し、1930年代から40年代という早い時期に、現在の人工知能のアイディアを提出したアラン・チューリングの論文を抜粋で読んで検討したりしております。

ダイジェスト映像は以下からご覧いただけます。

 動画本編は以下のリンク先でどうぞ。

live2.nicovideo.jp

ゲンロンカフェのイヴェントとしては、年内にもう1回登壇する予定です。

斎藤哲也さん、吉川浩満くんとともに、2019年の人文書を振り返る「『人文的、あまりに人文的』な、2019年人文書めった斬り!」という鼎談です。タイトルに「めった斬り」とありますが、実際には「愛でまくり」という雰囲気になるかと思います。12月16日(月)の夜、東京は五反田のゲンロンカフェで開催です。遊びにいらしてくださったらこれ幸い。

peatix.com

最近の仕事と予定

いくつかまとめてお知らせします。

1. 最近、寄稿した文章

「教養は「知のサバイバルキット」」(『月刊先端教育』vol.1 2019年11月号)【インタヴュー】

 同誌創刊号の特集「AI人材育成への道筋」で、インタヴューにお答えしました。リンク先は同誌のウェブページです。このところ、こういうテーマの取材やインタヴューを受ける機会が続きました。テクノロジーを使いこなすには、結局人間や社会や歴史について考えねばならないということがじわじわ感知されつつあるのでしょうか。

 

「人工知能を活用するために理解しておくべき3つのチェックポイント」(『宣伝会議』第938号、2019年12月号)【寄稿】

 同誌の特集「AIで変わる広告の仕事」に書きました。リンク先は「宣伝会議デジタルマガジン」のページです。冒頭部分を試し読みできます。上記二つは、今年の前期に三宅陽一郎さんと担当した社会情報大学院大学での「人工知能論」講義に関連してのものでした。

 

「町田康の10冊 歌って踊ってシミュレーション、それが文芸ちゅうものやね」(『この作家この10冊2』、本の雑誌社、2019/10)【寄稿】

 同誌の名物企画「作家の10冊」、2017年4月号に書いた文章が再録されました。

 

「イスラエルの超天才が示す「歴史を学ぶ価値」――ユヴァル・ノア・ハラリをまだ読んでいない人に」(「東洋経済ONLINE」、2019/11/15)【寄稿】

 このたび『21 Lessons』邦訳刊行で三部作が完結するユヴァル・ノア・ハラリさんの『ホモ・デウス』を中心に紹介するエッセイです。私が原稿でつけたタイトルは「未来の選択肢を増やす歴史のレッスン」で、そういう内容の文章です。

 

2. 最近登壇したイヴェント

10/29 石井雅巳+池田喬+山本貴光『西周と「哲学」の誕生』刊行記念イヴェント(代官山蔦屋書店)

 石井雅巳さんの新著『西周と「哲学」の誕生』(堀之内出版)の刊行を記念した鼎談でした。

 

11/01  松永伸司+久保昭博+武田将明+山本貴光「現代フィクションの可能性」(東京大学駒場キャンパス)

 武田将明さんの企画・司会によるイヴェント。山本、松永さん、久保さんの順に20分ずつ(実際には25から30分)話し、会場とのやりとりをしました。水野勇太さんによる実況を中心としたツイートのまとめはこちら

 

11/12 安田登+ドミニク・チェン+山本貴光「能、テクノロジー、人文知」(ゲンロンカフェ@VOLVO STUDIO AOYAMA)

 安田さん、ドミニクさんそれぞれとは個別に対談したことがありましたが、3人一緒に話すのははじめてのこと。お二人とも話題が尽きないのと、テーマが多様なのとで、どこへ転がるか分からない2時間半となりました。2019年11月19日まで、ニコニコ生放送のタイムシフトでご視聴いただけます(有料)。

live2.nicovideo.jp

3. これから刊行されるもの

★「山本貴光の宇宙――百学のコペルニクス的転向」(『機関精神史』第2号、2019/11/23)【インタヴュー】

 雑誌『機関精神史』を主宰する後藤譲さんたちによるインタヴューにお答えしました。特になにかを成し遂げたわけでもなく、話すこともそんなになかろうと思っていたら、質問に触発されて6万字近くになっております。適宜圧縮するのかと思ったら、まさかのそのまま掲載。タイトルは面はゆい限りですが、後藤さんがつけてくださったのだと思います。私のインタヴューはともかく、同誌には、ヒロ・ヒライさんへのインタヴュー他、各種論考も掲載予定とのことで、充実の号になっているようです。文学フリーマーケット東京(11/24)で販売予定。また、後藤譲さんの新著『ゴシック・カルチャー入門』(Pヴァイン)も11月20日に発売予定のようです。

 

モリー・バング『絵には何が描かれているのか――絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』(細谷由依子訳、山本貴光解説、フィルムアート社、2019/11/26刊行予定)

 同書に解説「魔法の秘密を明かす本」を書きました。絵本作家である著者が、図形と色の配置・構成によって、読み手の心がどう動くかを説いた本です。リンク先で、解説を一部お読みいただけます。

 

「学術文庫の一年(仮題)」(『おすすめ文庫王国2020』、本の雑誌社、2019/12/14刊行予定)

 去年に続いて『おすすめ文庫王国』に学術系文庫の10冊を選んで書きました。

 

4. これからのイヴェント

今年は、あと2回、イヴェントでお話しします。遊びに来ていただければ幸いです。

 

11/20 山本貴光+吉川浩満「人工知能と人文知を結ぶ15(+α)の必読書――なぜAI研究は人文学の問題になるのか」(ゲンロンカフェ)

 

12/16 斎藤哲也+山本貴光+吉川浩満「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」(ゲンロンカフェ)

 

5. その他

★note、はじめました

最近、noteに文章を投稿しています。以前このブログで書いていたような、よしなしごとばかりですが、ここはお知らせやネット上のリソースへのリンクが多くなってきたので、試しにアカウントを作ったまま放っていたnoteを使い始めたのでした。

note.mu

★「工学の曙文庫」(金沢工業大学ライブラリーセンター)

この10月から、金沢工業大学の客員教授になりました。といっても、講義を担当するのではなく、同大学のライブラリーセンターが所蔵する自然科学と工学分野の貴重書コレクション「工学の曙文庫」に携わる仕事をします。

 

★work in progress

何冊かの本を刊行に向けて準備中です。

・このところ取り組んでいる『日本語文法小史(仮題)』は、引き続き鋭意執筆中。2020年こそは。

・吉川浩満くんと以前「Webちくま」に連載した「人生がときめく知の技法」というエピクテトスの哲学に関する対話篇を単行本として刊行する予定でこれも作業中。

・吉川くんと共訳のローゼンバーグ&グラフトン『時間のカルトグラフィ(仮題)』(フィルムアート社)は一通り訳し通して訳文のブラッシュアップ中。

・それに続いて『科学の文体(仮題)』(名古屋大学出版会)の準備にも着手しています。

・サレン&ジマーマンの『ルールズ・オブ・プレイ』(全4冊、ニューゲームズオーダー)の電子版は全冊揃いましたが、書籍版の作業も進んでいます。これについては近く同社からアナウンスがあると思います。

・『本の雑誌』で連載中の「マルジナリアでつかまえて」も、書籍化に向けて作業が進むとか進まないとか。

・そうこうする間に今年も新しい本の企画が増えて、刊行予定リストが長くなってしまいました……。

・まだ詳細はお伝えできませんが、水面下でいくつか面白い企画も進行中です。時が熟したらお知らせしたいと思います。

・連載はいま述べた「マルジナリア」の他、リニューアル号が続けて増刷となった『文藝』(河出書房新社)の連載「文態百版」も引き続き書いております。

・今年スタートする予定だった新連載「ゲーム原論(仮題)」(NTT出版)は、私がぐずぐずしていたために足踏み状態ですが、スタートを切りたいと思います。

・これに加えて、来年の春から理系のブックレヴュー連載を始めます。目下はタイトルを考えているところ。

・しばらく前から、吉川浩満くんと動画配信したいねと話しておりながら、これは未着手です。