2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
このたび共和国から刊行された、京谷裕彰編『薔薇色のアパリシオン――冨士原清一詩文集成』(共和国、2019)は、生前一冊の詩集も出さないまま、1944年に36歳で戦没した詩人、冨士原清一(1908-1944)の(ほぼ)全作品集です。 生前刊行されたのは、二冊の翻…
本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社、2019年8月28日刊行予定)に、ブックガイドを書きました。 さまざまな職業に従事する女性たちへのインタヴュー集です。 公式サイトから目次を引用します。 ・福本奈津子(十勝ばんえいクリニック) 獣医 ・田口玲…
★073/1021:カール・クラウス『黒魔術による世界の没落』(山口裕之+河野英二訳、エートル叢書18、現代思潮新社、2008) *手元に来た本を記録するシリーズです。 Karl Kraus, Untergang der Welt durch schwarze Magie. (Kösel-Verlag, 1960)の抄訳。 原書…
先日、Instagramの不具合について書いた。 このところ、画像を投稿する際、コメントを入力しても反映されないという症状と、他の人に「いいね」をつけると、ブロックされたアクションなので駄目ですと言われる症状に見舞われていた。 直ったりぶりかえしたり…
遊んで楽しめるゲーム(意味のある遊び)をつくるには、どんなことを検討すればよいか。この点を多角的に考えさせてくれるゲームデザインの教科書、ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、拙訳…
フェルナンド・ペソアの研究誌『複数のペソア(Pessoa Plural - A Journal of Fernando Pessoa)』がAcademia.eduで公開されています。PDFをダウンロードできます。以下は、創刊号から第15号までのリンクです。 第15号(2019年春号) (PDF) Pessoa Plural - …
★072/1020:『ナイトランド・クォータリー』第17号(アトリエサード、2019/05/31) 第17号の特集は「ケルト幻想――昏い森への誘い」。 チーフエディターをお務めの岡和田晃さん、インタヴュー、翻訳、評論、ブックガイドと大活躍。 目次 ・表紙作品:戸田和子…
★071/1019:池内紀『カール・クラウス――闇に一つの炬火あり』(講談社学術文庫2331、講談社、2015/11/10) というわけで、Instagramに投稿していた手元に来た本の記録を、今日からこのブログにつけることにします。当人以外にとっては意味のないものですが、…
荒木優太編著『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店、2019年9月1日刊行予定)という本に、吉川浩満くん(id: clinmn)とともに随筆を寄稿しました。 こういう本です。 「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。卒業…
田中佳祐著、竹田信弥構成『街灯りとしての本屋』(雷鳥社、2019)にコラムを寄稿しました。 この本は、ライターの田中さんが、11の本屋の店主に取材をして書いたものです。それぞれの人がどうやって本屋を始めたのか、どうやって続けているのか。町から本屋…
青山ブックセンター本店で、「160人がこの夏おすすめする一冊 2019」が始まりました。2000円以上の購入で、160人が選んだ本とコメントを掲載したタブロイドがもらえるようです。 私も2017、2018年に続いて1冊を選びました。 2017年 ★ルスタム・カーツ『ソヴ…
ここしばらく、Instagramに本の写真を投稿していた。 iPadで撮影した写真を手軽に投稿できるのは便利だと感じて使っていたのだけれど、このところ不具合が頻発するようになった。 こうしたことは、しばらくすれば自分でも忘れてしまうので、記録も兼ねて症状…