2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる学術の旅」

外での仕事で使っていたSurface Pro2が起動しなくなり、自宅のネット環境で使っている装置のクレードルが壊れ、お気に入りのシャーツのボタンはとれ、やってもやっても仕事は減らず(これはいいのか)、気づけば11月も終わるところ。みなさまご機嫌いかがお…

ミームデザイン学校で寄藤文平さんと講義します

中垣信夫校長率いるミームデザイン学校で、寄藤文平さんとともに講義を担当いたします。 デザインベーシックコースの一環で全5回の予定です。 ちょっと大風呂敷を広げて、百科事典、世界像、デザインというキーワードを中心にああでもないこうでもないと考え…

「私の好きな中公新書3冊」

「web中央公論」の「私の好きな中公新書3冊」のコーナーに寄稿しました。 中公新書は、新書のなかでも一番たくさん読んでいるだけに、3冊しか選べないのは大変です。どうやって選んだらいいのだ!? とお送りいただいた全書目リスト(約2400冊)を見ながら(…

ゲームをするとき、子どもの心に起きていること

11月23日(水)は、代々木高等学校で教育セミナーに登壇して参りました。 テーマは「ゲームをするとき、子どもの心に起きていること」。 子どもたちはなぜゲームに没頭するのか。頭ごなしに「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」と言っても、「はいそう…

双子のライオン堂より『草獅子』創刊

書店、双子のライオン堂が創刊した文芸誌『草獅子(そうしし)』創刊号が11/23に刊行されます。 特集は「終末。あるいは始まりとしてのカフカ」。 (書影は、下記公式サイトのものです) 私は特集とは別に書評「絶望から始める文学論」を寄稿しました。 とり…

POST-TRUTH

「オックスフォード辞典2016年の言葉」(Oxford Dictionaries Word of the Year 2016)は、POST-TRUTHとのこと。 post-truth adjective Relating to or denoting circumstances in which objective facts are less influential in shaping public opinion th…

書評『ハイブリッド・リーディング』(新曜社)

『週刊読書人』の2016年11月18日号(3165号)に書評を寄稿しました。 ★日本記号学会編『ハイブリッド・リーディング――新しい読書と文字学』(新曜社、2016/08) 書名の「ハイブリッド・リーディング」とは、従来の紙を用いた読書と、デジタルの各種装置を用…

気になるウェブページをどう整理するかモンダイ

来年とりかかる本のために、こうした種類の写本や書物をたくさん目にしたい所存。 blogs.bl.uk 気になるウェブページを見つけたとき、どう整理すればよいか、いまだに試行錯誤中。 とりあえずどこかに放り込んでおいて、必要に応じて検索という方法は、どう…

「人文的、あまりに人文的」第7回

東浩紀さんが編集長を務めるメールマガジン「ゲンロンβ8」に、吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」の第7回を寄稿しました。 今回は、エピクテトス『人生談義』(鹿野治助訳、岩波文庫)、エミール・ブレイエ『初期ストア派哲学における…

コレクションに映り込む

Pinterestを使ってみてちょっと驚いたのは、自分の知らない自分の姿が浮かび上がることだった。 そのつど気に入る画像を選んでクリップ(ピン)しているだけなのだけれど、数が増えてくると、そこになにがしかの傾向やパターンが見えてくる。 そんなの当たり…