2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

談話室最強の論客

今日も今日とて性懲りもなく談話室滝沢に足を運ぶ。 相棒と目下取り組み中の仕事について談話をするあいま、私ははばかりへおもむき用を足していた。 そこへまだ五歳か六歳かという少年があとからやってきた。西部劇の酒場の場面で、流れ者のガンマンがふら…

★師MTG ★本MTG(原稿発送)

人生で必要なことはすべて映画に教わった

ガンガンガン。激しいノックの音で目が覚める。ガンガンガン。 朝から乱暴な宅配便だ、と勝手に思い込んで玄関へ向かう。 ドアの向こうでは、毎日のように本やらなにやらがはいった箱を私のもとへ届けなくてはならない某宅配便の某氏が血相を変えてたってい…

★本MTG

★『ジャック・タチの世界』(DVD)

★nature 427, 763-870 26 February 2004 #0229 ★タムシン・スパーゴ『フーコーとクイア理論』(吉村育子訳、ポストモダン・ブックス、岩波書店、2004/02)#0230 Tamsin Spargo, Foucault and Queer Theory (Postmodern Encounters, 1999)#0231 ★ジョージ・マ…

最初からそうだったよ

★山内太地+石渡嶺司「偏差値50からの大学選び」(『InterCommunication』No.48 Spring 2004) 一時期、何をやるのかよくわからない名前の学部・学科が激増しました。しかし、これらの大学もカリキュラムや教員陣を調べることで、授業内容を把握できます。慶…

スンマ

どこぞの書架に並んでいるとおぼしき古い洋書(トマス・アクイナスのスンマ)が『InterCommunication』の表紙を飾っている。 部屋でこの雑誌をとりだして、一瞬戦慄が走った。 ま た や っ て し ま っ た の か。 ――呆然しかかるもまずは落ち着くことにする…

★『ユリイカ』第36巻第3号、2004年3月号(青土社)#0225 ☆特集=論文作法――お役に立ちます! ★『現代思想』第32巻第3号、2004年3月号(青土社)#0226 ☆特集=死刑を考える ★『座談会 昭和文学史 六』(集英社、2004/02)#0227 ・第23章「大江健三郎の文学――…

★『レコード芸術』第53巻第3号、2004年03月号(音楽之友社)#0221 ☆特集1="観て"楽しむクラシック ☆特集2=マリア・カラス再考 ★『芸術新潮』第55巻第3号、2004年3月号(新潮社)#0222 ☆特集=おとなのためのディック・ブルーナ入門 ★『嬉遊笑覧(二)』(…

朝、『美術手帖』2004年3月号掲載の草間彌生のインタヴュー(インタヴュアー=斎藤環)を読む。 冒頭で、編集者が斎藤の仕事を要約・紹介すると、草間は開口一番に「ああ、そうですか。じゃ、ナウイわけですね」と言う。シビレる。 少し空腹を覚えたので仕事…

★「クサマトリックス――草間彌生展」@森美術館 ★「六本木クロッシング」@森美術館

★奥村愛子『いっさいがっさい』(TOCT-22235、2004/01、CD)

●萬年甫『脳の探求者ラモニ・カハール――スペインの輝ける星』(中公新書1027、中央公論社、1991/06) ●ジョセフ・ルドゥー『エモーショナル・ブレイン――情動の脳科学』(松本元+川村光毅ほか訳、東京大学出版局、2003/04) Joseph LeDoux, The Emotional Br…

気が遠くなる

Society for Neuroscience(北米神経科学学会)のWEBサイトを読んでいたら気が遠くなる。1970年に500人ほどの会員でスタートした同学会は、目下34000人以上の会員を擁するとのこと。医学、生理学、解剖学はもちろんのこと、生体工学、ロボット工学、計算機科…

あるのにないもの

寺田寅彦に「地図をながめて」という随筆がある。 ある文章を拵えながら、この随筆のことを思い出し、「ああ、寺田寅彦の巧みなたとえ話をここ〔拵え中の文章〕に使わせていただいたなら、自分ではうまく言えないことを印象深く読み手に伝えられるにちがいな…

「クリックって物を買っている気がしなくってつい……」(八雲談)

★『カッコーの巣の上で』(HS36222、amazon.co.jp) One flew over the cuckoo's net (1975) 製作=ソウル・ゼインツ+マイケル・ダグラス/監督=ミロス・フォアマン/原作=ケン・キージー/出演=ジャック・ニコルソン+ルイーズ・フレッチャー+ウィリア…

★小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集第五巻』(岩波文庫緑37-5、岩波書店、1948)#0219 ★渡辺裕『マーラーと世紀末ウィーン』(岩波現代文庫文芸82、岩波書店、2004/02)#0220

推薦文

●高原太郎『MRI自由自在』(メジカルビュー社、1999/03、amazon.co.jp) これからMRIの撮影・読影をされる方 MRIをもっと実用的な観点から知りたい方 を対象に書いた,全く新しいタイプのテキストです. 原理の解説は極力排し,実用に直結する内容についてビ…

最近、

草間彌生と樹木希林の区別がつかなくなってきた。

★Fredric Jameson, A SINGULAR MODERNITY: Essay on the ontology of the present (VERSO, 2002, amazon.co.jp)#0217 ★『美術手帖』Vol.56 No.846、2004年3月号(美術出版社)#0218 ☆特集=おんな、からだ、こころ、ことば――女性アーティストの表現 ★『週刊…

★本MTG ★セミネール

★Stan Getz Plays Standards (FPCP41491)

★nature #0216

原稿

西洋古典叢書

クセノポンの『キュロスの教育』で西洋古典叢書の第III期(全22冊、第I,II期既刊46冊)配本が始まった。第III期も要括目作品が目白押し。『自然の機能について』につづいてニ冊目のガレノスは、『ヒッポクラテスとプラトンの学説1』。すでに1〜3巻が刊行され…

近代浪漫派文庫

『保田與重郎文庫』の版元である新学社から、『近代浪漫派文庫』(全42冊)の刊行がはじまった。『維新草莽詩文集』『登張竹風/生田長江』『山田孝雄/新村出』といった普段文庫ではお目にかからない選書がうれしい。 ⇒新学社 > 近代浪漫派文庫 http://www.…

★『フォーサイト』2004 2/21-3/20 第15巻第3号(新潮社)#0212 ・「急伸するインド経済」 ・「分裂するアメリカを映し出す大統領選挙」 ・「「ロシア情報機関」研究」 ★クセノポン『キュロスの教育』(松本仁助訳、西洋古典叢書G035、京都大学学術出版会、20…

★Ludology http://ludology.org/index.php "Ludology"は、ラテン語で「ゲーム学」の意味だとか。括目しよう。