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本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社)

本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社、2019年8月28日刊行予定)に、ブックガイドを書きました。 さまざまな職業に従事する女性たちへのインタヴュー集です。 公式サイトから目次を引用します。 ・福本奈津子(十勝ばんえいクリニック) 獣医 ・田口玲…

★073/1021:カール・クラウス『黒魔術による世界の没落』(山口裕之+河野英二訳、現代思潮新社、2008)

★073/1021:カール・クラウス『黒魔術による世界の没落』(山口裕之+河野英二訳、エートル叢書18、現代思潮新社、2008) *手元に来た本を記録するシリーズです。 Karl Kraus, Untergang der Welt durch schwarze Magie. (Kösel-Verlag, 1960)の抄訳。 原書…

Instagramからちょっと離れて

先日、Instagramの不具合について書いた。 このところ、画像を投稿する際、コメントを入力しても反映されないという症状と、他の人に「いいね」をつけると、ブロックされたアクションなので駄目ですと言われる症状に見舞われていた。 直ったりぶりかえしたり…

ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』第4分冊の発売日が決まりました

遊んで楽しめるゲーム(意味のある遊び)をつくるには、どんなことを検討すればよいか。この点を多角的に考えさせてくれるゲームデザインの教科書、ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、拙訳…

フェルナンド・ペソア研究誌『複数のペソア(Pessoa Plural - A Journal of Fernando Pessoa)』

フェルナンド・ペソアの研究誌『複数のペソア(Pessoa Plural - A Journal of Fernando Pessoa)』がAcademia.eduで公開されています。PDFをダウンロードできます。以下は、創刊号から第15号までのリンクです。 第15号(2019年春号) (PDF) Pessoa Plural - …

★072/1020:『ナイトランド・クォータリー』第17号(アトリエサード、2019/05/31)

★072/1020:『ナイトランド・クウォータリー』第17号(アトリエサード、2019/05/31) 第17号の特集は「ケルト幻想――昏い森への誘い」。 チーフエディターをお務めの岡和田晃さん、インタヴュー、翻訳、評論、ブックガイドと大活躍。 目次 ・表紙作品:戸田和…

★071/1019:池内紀『カール・クラウス――闇に一つの炬火あり』(講談社学術文庫2331、講談社、2015/11/10)

★071/1019:池内紀『カール・クラウス――闇に一つの炬火あり』(講談社学術文庫2331、講談社、2015/11/10) というわけで、Instagramに投稿していた手元に来た本の記録を、今日からこのブログにつけることにします。当人以外にとっては意味のないものですが、…

荒木優太編著『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店)

荒木優太編著『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店、2019年9月1日刊行予定)という本に、吉川浩満くん(id: clinmn)とともに随筆を寄稿しました。 こういう本です。 「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。卒業…

『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)

田中佳祐著、竹田信弥構成『街灯りとしての本屋』(雷鳥社、2019)にコラムを寄稿しました。 この本は、ライターの田中さんが、11の本屋の店主に取材をして書いたものです。それぞれの人がどうやって本屋を始めたのか、どうやって続けているのか。町から本屋…

青山ブックセンター「この夏おすすめする一冊」

青山ブックセンター本店で、「160人がこの夏おすすめする一冊 2019」が始まりました。2000円以上の購入で、160人が選んだ本とコメントを掲載したタブロイドがもらえるようです。 私も2017、2018年に続いて1冊を選びました。 2017年 ★ルスタム・カーツ『ソヴ…

Instagramからblogへ

ここしばらく、Instagramに本の写真を投稿していた。 iPadで撮影した写真を手軽に投稿できるのは便利だと感じて使っていたのだけれど、このところ不具合が頻発するようになった。 こうしたことは、しばらくすれば自分でも忘れてしまうので、記録も兼ねて症状…

『ルールズ・オブ・プレイ』ユニット2発売

ケイティ・サレン+エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(拙訳、ニューゲームズオーダー)のユニット2(電子書籍版)が発売となりました。 ソフトバンククリエイティブから刊行した旧版(上下巻、約1300ページ)を四分冊…

寄稿『桐光学園大学訪問授業 高校生と考える21世紀の論点』

2018年に桐光学園で行った講義が、本に収録されました。 『桐光学園大学訪問授業 高校生と考える21世紀の論点』(左右社、2019)です。 桐光学園では、大学訪問授業といって各界からゲストを招いて中高生たちに向けた講義を続けておられるようです。これまで…

鼎談「ゲームと物語の構造から探る、FGOの魅力とは?」

『BRUTUS』2019 3/15号 No. 888「特集=WE♡平成アニメ」(マガジンハウス)の「Fate」シリーズコーナー掲載の鼎談でお話しをしています。 話し相手は沖田瑞穂さん(神話学)、小宮真樹子さん(英米文学)のお二人、この鼎談の企画・構成の橋本麻里さんが司会…

『ボルヘス――無限の迷宮』

『ボルヘス――無限の迷宮(Borges, el laberinto infinito)』(2018)という本を、藤井光さんのTwitterへの投稿で教えてもらう。 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの伝記をグラフィックノヴェルで描く"Borges, el laberinto infinito"(2018)のクリエイターの一人…

アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』(創元推理文庫)

今年は昨年の反省をもとに、仕事に直接関わらない本を読む時間を意識してつくることにした。 油断していると仕事に関わる本ばかり読んでいて、これではなんだかまいってしまうと思ったのだった。 こういうときは、どっぷりすっかり没頭できるミステリがよい…

新著『投壜通信』(本の雑誌社)

ヤブカラボーですが、9月はじめに新著が出ます。 『投壜通信』(本の雑誌社)です。 2004年から2018年にかけて書いた文章のなかから、いくつかを選んで編んだ文集です。同書を企画・編集したのは、本の雑誌社の高野夏奈さん。収録されている文章を選んだのも…

「科学書に見る知の源流」(『日経サイエンス』2018年10月号)

『日経サイエンス』2018年10月号(日経サイエンス社)の特集「科学書に見る知の源流」でお話ししました。 (画像は日経サイエンスのウェブからリンク) これは、9月に開催予定の「世界を変えた書物」展(上野の森美術館)に関する特集です。 同展は、金沢工…

物理環境としての書棚

本のみならず書棚もまた人を刺激する、という記事。 物理環境としての本と棚は、とりわけものを考えたりつくったりする人にとっては、たいへん重要だと思います。 整理されていつでも眺めて取り出せる状態自体が役立つのはもちろんのこと、本の集合や本と本…

アリストテレス注釈本

『アイデア』(誠文堂新光社)次号に、「世界を変えた書物」展にかかわる文章を書きました。 その過程で遭遇した気になる文献をメモします。 いずれもアリストテレスの注釈にかんする本。 ★Edited by Lloyd Newton, Medieval Commentaries on Aristotle's Ca…

「マルジナリアでつかまえて」と新著のこと

『本の雑誌』2018年9月号(本の雑誌社)に「マルジナリアでつかまえて」第12回を寄稿しました。 今回は、ダニエル・ローゼンバーグとアンソニー・グラフトンの『時間の地図製作法(仮題)』に登場する古い時代の年表を扱っております。 私も自分用の年表をつ…

読書感想文のコツについてお答え

みなさん、夏休みの宿題はお済みでしょうか(気が早い)。 私はまだです。 目下は、秋に出る新著(過去に書いた文章を編んだもの)のゲラや、昔訳した本の文庫化のためのゲラなどを読みつつ、他の新著や翻訳に取り組んでいるところです。あと、今度対談する…

エウクレイデス『原論』

エウクレイデス『原論』(ヴェネツィア、1482年、ラテン語訳) Preclarissimus liber elementorum Euclidis perspicacissimi エアハルト・ラートドルトによる『原論』最初の印刷本。 リンク先のInternet Archiveにある本は、最初のページに長いメモが書き込…

「140人がこの夏おすすめする一冊 2018」

青山ブックセンター本店で「140人がこの夏おすすめする一冊 2018」が始まりました。 わたしは、目下文法にかんする本に取り組んでいることもあって(?)、あの文法書を選んでみました。 【フェア情報】今年も開催!「140人がこの夏おすすめする一冊 2018」…

『アルド版アリストテレス著作集』第1巻

『アルド版アリストテレス著作集』第1巻(1495) ΕΙΣ ΟΡΓΑΝΟΝ ΑΡΙΣΤΟΤΕΛΟΥΣ アルドゥス・マヌティウス(アルド・マヌーツィオ、1449-1515)が刊行した「アリストテレス著作集」の第1巻。いわゆる「オルガノン」の諸作品を収めた巻。ギリシア語で印刷されてい…

「あることないこと――虚実の境界で遊ぼう」

青山ブックセンター六本木店+銀河文庫アーカイヴ共同企画展「あることないこと――虚実の境界で遊ぼう to be, or not to be, that is the question」が始まりました。 銀河文庫アーカイヴから選りすぐりの200冊を展示しております。 (ほんとは100冊を選ぶつ…

教養の更新のために

「ちくま」2018年6月号(筑摩書房)に「教養の更新のために」と題して書評を寄稿しました。 大澤聡『教養主義のリハビリテーション』(筑摩書房)について書いております。 教養という言葉や考え方自体がよく分からないものになりつつある現在、その来し方行…

明治書院「新釈漢文大系」(全120巻+別巻)完結

明治書院の「新釈漢文大系」(全120巻+別巻)が遂に完結。 2019年には「詩人篇」12巻も刊行予定とのこと。 58年前の今日(1960年5月25日)は、『新釈漢文大系 1 論語』が発売された日です✨当時はまさか完結まで58年もかかるとは、誰も思いもしなかったこと…

アントニオ・ネリ『ガラス製造術』(1612)

twitterからのメモ。 町田市立博物館 “ 秘術の書 ” を受贈 世界的に貴重なコレクション https://t.co/2Ig1AkeGSM 現代ガラス作家、大平洋一氏から世界最古のガラス技法書とされる「ラルテ・ヴェトラリア(ガラス製造術)」の初版本を含め、89点のガラス関係…

『先史学者プラトン』重版出来☆

4月8日に刊行したメアリー・セットガスト『先史学者プラトン』(國分功一郎序文、山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社)が重版となりました。ありがとうございます。 訳者としては、とても面白い本だけど、どれだけ読んでもらえるかしらと少々不安でもありまし…