2024年3月の講談社学術文庫

2024年3月の講談社学術文庫は、以下の5冊です。

それぞれの本の冒頭にある4桁の数字は、講談社学術文庫の通し番号です。

 

★2808:クラウス・リーゼンフーバー『存在と思惟 中世哲学論集』(山本芳久編・解説、講談社、2024/03/12)

『中世哲学の源流』(上智大学中世思想研究所中世研究叢書、創文社、1995)を元に編者の山本芳久さんが論文を選んで編み直した文庫版。収録されている論文は以下の6本。

・「中世思想における至福の概念」
・「トマス・アクィナスにおける言葉」
・「トマス・アクィナスにおける存在理解の展開」
・「存在と思惟 存在理解の展開の可能性を探って」
・「トマス・アクィナスにおける神認識の構造」
・「神の全能と人間の自由 オッカム理解の試み」

 

★2809:渋沢栄一・杉浦譲『航西日記 パリ万国博見聞録 現代語訳』(大江志乃夫訳、講談社、2024/03/12)

渋沢栄一・杉浦譲『航西日記』(耐寒同社、1871)の現代語訳。

大江志乃夫訳「航西日記」(『世界ノンフィクション全集14』筑摩書房、1961、所収)を元にした文庫版。

「付録」として『渋沢栄一自叙伝』の抜粋「王政復古と帰朝」

木村昌人「解説 近代日本への貴重な原体験」

 

★2810:小島毅『近代日本の陽明学』(講談社、2024/03/12)

『近代日本の陽明学』(講談社選書メチエ、2006)を増補した文庫版。

 

★2811:中山茂『帝国大学の誕生』(講談社、2024/03/12)

『帝国大学の誕生ーー国際比較の中での東大』(中公新書、1978)第3版(1981)を底本とした文庫版。

石井洋二郎「解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」」

 

★2812:上村悦子『新版 蜻蛉日記 全訳注』(講談社、2024/03/12)

『蜻蛉日記』(上中下巻、講談社学術文庫、1978)を1冊にまとめた新版。

 

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