2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

★ゲームMTG Bさんとゲーム開発の現場で必要とされていることについてあれこれ話す。

書店は危険がいっぱい

北沢書店@神保町に立ち寄ると、「店内在庫50%オフ」の張り紙があり危険。 読まない(読めない)本を、ほしいというだけの理由で大量に購入しそうになる(「すみません、この棚一本全部ください」)。せっかく蔵書の整理をしているというのに、「ここでまた…

書店で大演説にでくわすのこと

「たしか筑摩書房の「ちくま日本文学」にあったよなァ」と書店の文庫コーナーで武田泰淳の本を探していると、その筑摩書房の文庫が並べてある棚のまえで青年二名が大きな声でしゃべっているのにでっくわす。 その声はずいぶん遠くから聞こえていただけのこと…

★大島渚『大島渚 1968』(青土社、2004/07、amazon.co.jp) 『大島渚 1960』(青土社)と本書のちがいについては、kinomiさん(id:kinomi)のはてなダイアリーにくわしい情報があります。 ⇒日々のあわ*シネブックの森 http://d.hatena.ne.jp/kinomi/2004072…

★哲劇MTG 書評、『心脳問題』へのコメントの検討、ロマン主義、自意識

★長部日出雄『二十世紀を見抜いた男――マックス・ヴェーバー物語』(新潮文庫お20-5、新潮社、2004/07、amazon.co.jp) ★阿部和重『ニッポニアニッポン』(新潮文庫あ41-4、新潮社、2004/07、amazon.co.jp) ★岩井志麻子『魔羅節』(新潮文庫い77-1、新潮社、…

極東マジックリアリズム

神保町を歩いていると、探していた『西周全集』が目にはいる。これ、そのつど図書館から借り出すのがタイヘンだからなァ――汚損せぬよう気遣わねばならぬし、しかも漢文なので読解に時間がかかることったらない――、と理屈にもならないことを考えつつ、ほかに…

★五十嵐太郎『過防備都市』(中公新書ラクレ140、中央公論新社、2004/07、amazon.co.jp) 二〇〇一年の同時多発テロは、セキュリティ過剰に向かう、世界的な流れを決定的なものとした。たえず漠然とした不安が煽られる。新しい時代の始まりである。イラク戦…

談話の愉悦

静かに相手の言葉に耳を傾けながらゆっくり話をする機会というのはじつはそんなに多くはない得難く贅沢な機会なのではないかと思う今日このごろ。それだけにそんな談話のたのしみに触れることができた日はうれしい*1。 *1:とはいえ近頃は時間にゆとりがある…

★『子猫をお願い』(Goyangyi-rui Butakhae, 112分, 韓国, 2001) 製作=オ・ギミン/監督・脚本=チョン・ジェウン/撮影=チェ・ヨンファン/編集=イ・ヒョンミ/美術=キム・ジンチョル/音楽=M&F 現代の韓国に生きる五人の女性たち。企業のなかで、貧…

★『子猫をお願い』プログラム

★『定本 柄谷行人集5 歴史と反復』(岩波書店、2004/07、amazon.co.jp) 『終焉をめぐって』(福武書店、1990; 講談社学術文庫、1995)に収録された論考を中心に再編成された一冊。

このチャーハン、うまい

kinomiさん(id:kinomi)のウェブログ「日々のあわ*シネブックの森」に、四方田犬彦『感情教育』(河出書房新社、1988/12)の一節「哲学おじさん」が引かれてあるのを読んで(http://d.hatena.ne.jp/kinomi/20040724#p1)同書を読みたくなってしまい、さり…

★ザ・ハイロウズ『砂鉄』(BMGファンハウス、BVCR-19060、2004/07、amazon.co.jp) 「形もなけりゃ 決まりもなけりゃ 面倒だけど その分楽しい」 ⇒BMGファンハウス http://www.bmgjapan.com/ ★メリー『現代ストイック』(FULLFACE、FFRE-02、2003/04、amazon…

★アドルフ・ヒトラー『続・わが闘争??生存圏と領土問題』(平野一郎訳、角川文庫ヒ3-3、角川書店、2004/07、amazon.co.jp) 「アメリカ国立公文書館の「第二次世界大戦記録部門」の「ドイツ」資料中にある「アドルフ・ヒトラー」のマイクロフィルム(整理番…

外を歩いていたら、背後から大音声で怒りをぶちまけながら接近してくる女性の声あり。 はて、と振り返ったら猛烈な勢いで自転車を飛ばしながら携帯電話に向かって険しい形相で罵詈雑言を叩き込んでいる。 うまくヒアリングできなかったのでなにをおらんでい…

New Left Review誌から定期購読の更新をすすめるメールが来た。 曰く、「君の購読は24号できれちゃってるけど、その後もつづけて読まない? てゆうか読んで」 あら、もう購読期限が終わったの、と更新しようとしたところでちょっと待て。 もっと数字の大きい…

一日書物の整理。本をためるのいくない。

★岡村民夫『旅するニーチェ――リゾートの哲学』(白水社、2004/07、amazon.co.jp) 「『悲劇の誕生』と『反時代的考察』を抜いた彼の主要著作全巻は、そうした旅先で書かれている。これは驚くべきことだろう。彼の旅行生活ないしリゾート生活の実態に迫り、生…

★『マッハ!』(ONG-BAK, 108分, タイ, 2003) 監督=プラッチャヤー・ピンゲーオ/武術指導=パンナー・リットグライ+トニー・ジャー/ 脚本=スパチャイ・シティアンポーンパン/原案=プラッチャヤー・ピンゲーオ+パンナー・リットグライ/製作=プラッ…

★哲劇MTG

★『情況』第3期第5巻第8号 2004年8+9月合併号 特集=近代の超克/アジア主義 廣松渉没後一〇年記念特集=東アジア論 ・國分功一郎「特異性、出来事、共可能性――ライプニッツとドゥルーズ(2)」

★宮台真司+北田暁大トークセッション2@池袋リブロ

★崎山政毅『資本』(思考のフロンティア、岩波書店、2004/07、amazon.co.jp) より自由に、より批判的に、マルクスを、 『資本論』を読む 現代資本制の支配に対する ラディカルな対抗の可能性 (帯より)

★Monteverdi, Il Ritorno d'Ulisse in patria (harmonia mundi, HMX 2901427.29, 1992/2003, amazon.co.jp) モンテヴェルディのオペラ「ユリシーズの帰還」(=オデュッセイアの帰還)。

道行く母娘の会話に顔をあげる。 娘「ママ、あのおじさん、『ジャンプ』読んでるよ?」(不思議なものを見たように) 母「いいの。ほうっておきなさい」(クールに/教えさとすように) その母娘がとおりかかったとき、ベンチで『遊』(創刊号)のページに目…

★『天誅紅』(PlayStation2、FROM SOFTWARE、2004/07、amazon.co.jp) 忍者アクション・ゲーム『天誅』の最新作。郡司さんの新著を入手しようと思ってでかけたのに(おかしい)。 しかし amazon.co.jp のレヴュワー(とくにゲーム)は、どうしてこぞって発売…

★『グッゲンハイム美術館展』図録 ★『CAHIERS DU CINEMA』no 592 JUILLET-AOÛT 2004 TRUFFAUT, Au vif du cinéma

★「ニューヨーク グッゲンハイム美術館展――モダン・アートの展開 ルノワールからウォーホルまで」@Bunkamura ザ・ミュージアム

★哲劇MTG