おしらせ

★書籍 ・山本貴光+吉川浩満『人文的、あまりに人文的――古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』(本の雑誌社、2021/01/22) ・山本貴光『記憶のデザイン』(筑摩選書、筑摩書房、2020/10/15) ・山本貴光『マルジナリアでつかまえて――書かずば…

『図書新聞』の上半期読書アンケート

『図書新聞』第3505号、2021年7月24日号の「2021年上半期読書アンケート」に回答しました。3冊を選んでコメントを添えています。 今年もよい本がたくさん出ているので、そこから3冊を選ぶのはたいへん難しいですね。 ★図書新聞 > 同号目次 http://www.toshos…

本を注文した私と受けとった私

本が届く。 開封して「?」となる。 表紙を眺めているうちに、「ああ」と思い出す。少し前にTwitterで誰かが紹介しているのを見て注文したのだった。海外から届くのにちょっと時間がかかったわけだ。たしかに注文しましたよ。 本を注文してから届くまでの3週…

「世界の文芸誌から」第2回

「WEB本の雑誌」に、連載「世界の文芸誌から」の第2回を書きました。 第1回を公開したのが2020年8月31日でしたので、10カ月ぶりくらいに続きを書いた計算になります。 どうしてそんなに間が空いたのかについては、いろいろあるといえばあるのですが、一つ自…

「岩波文庫で読む「感染症」」第4回

岩波書店のnote「コロナの時代の想像力」に、連載「岩波文庫で読む「感染症」」の第4回を書きました。 今回は、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデスの『戦史』に記述されたアテナイの疫病について眺めております。当人も感染したという疫病の実態について…

とある図書館の古典叢書類の解説

とある図書館の古典叢書類の解説。 ★横浜国立大学附属図書館 > 新受入図書紹介(古典・叢書類) https://www.lib.ynu.ac.jp/KANPOU/1-2/S52COL.html 同図書館の受入図書。リンク先のページでは、以下の叢書類について簡単に説明されている。 ローブ古典叢書…

2021年前半の対談

2021年1月から先日までに登壇した対談など。自分の名前は省略。 リンクしてあるものは、動画が公開されています。 01: 01/06 仲俣暁生「魅惑の書物変身術――『マルジナリアでつかまえて』刊行記念」(ゲンロンカフェ) 02: 01/13 安田登「普段使いのための古…

2021年前半の講義

2021年の前半が終わった。 今年は、4月から東京工業大学に勤めはじめて、第1クオーターは「立志プロジェクト」と「哲学B」という科目を担当した。所属は、リベラルアーツ研究教育院といって、宗教人類学者の上田紀行先生が院長を務めておられる。 また、昨年…

トイプナー叢書

1849年にB. G. トイプナー(Benedictus Gotthelf Teubner, 1784-1856)によって創刊されたトイプナー叢書についての関連リンク。 ★Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana https://www.degruyter.com/serial/BT-B/html ド・グロイター社…

「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評

『新潮』第118巻第8号、2021年8月号(新潮社)に、「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評を書きました。 同書は、52名の創作者たちが、2020年1月1日から12月31日まで、1週間ずつ書いた日記を並べたものです。 以前、『岩波新書解説総目録 19…

Review Analytic Philosophy誌

英文による分析哲学誌、Review Analytic Philosophy誌(RAP)のウェブサイト。 Review of Analytic Philosophy is a peer-reviewed international journal designed to provide a forum for people working in analytic philosophy broadly conceived. It pu…

ハノーヴァー大学歴史テキストコレクション

ハノーヴァー大学の「歴史テキストコレクション」。 歴史と人文学の講義で使えるように編んであるとのことで、古代ギリシア・ローマから、20世紀までの欧米のテキストの抜粋が並んでいます。 私は、ペトラルカがキケロ宛に書いた書簡について調べるなかで、…

「人文的、あまりに人文的」#70

吉川浩満くんと開設しているYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で公開している動画シリーズ「人文的、あまりに人文的」が、70回目となりました。 今回は、「読み書きレスキュー本」と題して、読み書きで行き詰まったときに読む本について話しています。 www.yo…

安田登+玉川奈々福+山本貴光「見えないものの見つけ方」

2021年7月3日(土)の14時から、八重洲ブックセンター本店(東京都)で、安田登さんの新著『見えないものを探す旅』(亜紀書房)の刊行を記念したイヴェントが行われます。玉川奈々福さんとともにわたくしも登壇します。 安田さんも奈々福さんも、芸能を通じ…

「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第5回

今野真二さんとの往復書簡「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第5回が公開されました。 今回は山本から今野さんに宛てた書簡です。 知識と記憶の関係についてあれこれ述べております。 web.kawade.co.jp

三中信宏+吉川浩満+山本貴光「理系研究者が指南する本の遊びかた」

2021年7月2日(金)の夜、ゲンロンカフェのイヴェントに登壇します。 今回は、三中信宏さんの新著『読む・打つ・書く――読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(東京大学出版会)の刊行を記念して、吉川浩満くんとともに三中さんにあれこれお話を伺いま…

多久和理実+吉川浩満+山本貴光「日本語教師のためのリベラルアーツ入門」

2021年6月9日に国際交流基金ローマ日本文化会館の企画・主催で行われたセミナー「日本語教師のためのリベラルアーツ入門」の動画が公開されました。 科学史をご専門とする多久和理実さん、吉川浩満くんとあれこれお話ししています。 同セミナーは、対象者が…

オンラインの予定を忘れがち

仕事などの予定を、パソコンやiPadから管理できるアプリを使っている。 のだが、オンラインでの打ち合わせの予定を、しばしばすっぽかしそうになる。というか、実際に何度かすっぽかしてしまったことがある。 当日の朝の段階では「今日は14時からZoomで打ち…

「岩波文庫で読む「感染症」」第3回

「岩波文庫で読む「感染症」」の第3回を書きました。 今回は、ボッカチオが『デカメロン』の序で、当時のヨーロッパを襲った「黒死病」のパンデミックについて、どのように書いているかを眺めております。 岩波文庫のボッカチオは、野上素一訳で全6分冊。番…

インゲボルク・バッハマン「暗いものを言う」(1952)

インゲボルク・バッハマン(Ingeborg Bachmann, 1926-1973)による自作「暗いものを言う(Dunkles zu sagen)」(1952)の朗読。 オルフェウスの名が現れる詩篇。 邦訳は、『インゲボルク・バッハマン全詩集』(中村朝子訳、青土社、2011)に入っている。 ww…

新連載「岩波文庫で読む「感染症」」

岩波書店のチーム「なみのおと」が運営するnoteで、新連載を始めました。 タイトルは「岩波文庫で読む「感染症」」といいます。 岩波文庫既刊6000余冊から、感染症に関わるものを選んで読んでみようという趣旨です。 第1回は「古典の小宇宙に問いかける」と…

クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』(犬飼彩乃訳、国書刊行会)推薦文

クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』(犬飼彩乃訳、国書刊行会、2021.06.04)に推薦文を書きました。 もうお一方は、円城塔さんです。 kokusho.co.jp

「人文的、あまりに人文的」第66回「注目の新刊」

このところ、ここでは全然お知らせしておりませんでした。 吉川浩満くんとお送りしているYouTubeチャンネル「哲学の劇場」では、毎週金曜日に新しい動画を公開しています。 「人文的、あまりに人文的」第66回は、「注目の新刊」です。 『「倫理の問題」とは…

「この世界の小さな驚異について――人文的、あまりに人文的な科学夜話」

2021年06月04日(金)の夜は、ゲンロンカフェで全卓樹さん、吉川浩満くんとともに「この世界の小さな驚異について――人文的、あまりに人文的な科学夜話」というイヴェントでした。 斎藤哲也さん、吉川くんとともに、2020年の「『人文的、あまりに人文的』な、…

「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第4回

今野真二さんとの往復書簡「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」の第4回が公開されました。 今回は、今野さんの回です。 「形骸」について「ちょっと『広辞苑』を調べてみました」といいながら、『辞苑』と『広辞苑』各版の語釈を並べる今野さんです。 web.k…

大澤真幸『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版新書)刊行記念対談の記事

5月のはじめに大澤真幸さんの『新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出』(NHK出版新書、NHK出版)の刊行を記念して、オンラインで対談を行いました。 先日、その対談をもとにしたテキストが、NHK出版のnote「本がひらく」で公開されました。前後編…

「コンピューターとの上手な付き合い方」

「朝日小学生新聞」5月28日号の「まなび新時代 GIGAスクール編」の紙面で取材にお答えしました。 お題は「コンピューターとの上手な付き合い方」。 コンピュータはプログラム次第で変身する道具、試行錯誤を楽しもうという趣旨のお話をしております。 こちら…

J. S. ミル『功利主義』(岩波文庫)

岩波文庫、2021年5月の新刊に、J. S. ミル『功利主義』(関口正司訳、岩波文庫白116-11)が入った。 このエントリーでは、同書を中心として、書誌や関連文献についてまとめておこう(適宜追記してゆく予定)。 訳者によれば、もとは1861年に『フレイザーズ・…

エドガー・アラン・ポー・コレクション

テキサス大学オースティン校のハリー・ランサム・センターが公開しているデジタルコレクションに「エドガー・アラン・ポー・コレクション(Edgar Allan Poe Collection)」がある。 ポーによる手稿、書簡の他、所有していた新聞、譜面、書物などのデジタル版…

『Rytmos』

『Rytmos』(Floppy Club, 2022) Twitterで教えてもらった、音を使ったパズルゲーム。 平面上に置かれたポイントを全て通るように、出発地点から一筆書きのようにラインをつなげて出発地点に戻るというルール。つまり、ループを描く。 ただし、そのラインは…