おしらせ

★書籍 ・山本貴光+吉川浩満『人文的、あまりに人文的――古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』(本の雑誌社、2021/01/22) ・山本貴光『記憶のデザイン』(筑摩選書、筑摩書房、2020/10/15) ・山本貴光『マルジナリアでつかまえて――書かずば…

はやく言ってよ、仮想デスクトップ

昔、なにで読んだのだったか、井筒俊彦さんが自宅で本を読むとき、ここはアラビア語、こっちはロシア語と、言語ごと(あるいは本ごと)に別の場所に置いているという話を目にして、それはいいアイデアだなあと思ったことがあった(うろ覚えなので偽記憶かも…

「公開加圧」の効能

このところ、「公開加圧」を試している。 「公開加圧」とは、三中信宏さんの『読む・打つ・書く』(東京大学出版会)で教えられた、ものを書き進めるための方法のこと。 以前から三中さんがTwitterで実践しておられるのを目にしてはいたのだけれど、同書でそ…

「晶文社スクラップブック」で新連載

晶文社のサイト「晶文社スクラップブック」で連載を始めました。 「ゲームを遊ぶときに何が起きているのか」というタイトルです。 タイトルの通りで、ゲームで遊ぶ経験についてああでもないこうでもないと考えたことを書いて参ります。 どうぞよろしくお願い…

「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第7回

「Web河出」で連載中の今野真二さんとの往復書簡「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第7回を書きました。今回は山本の番です。 ヨーロッパで営まれた「手紙の共和国」(学問の共和国、文芸の共和国とも)などについて述べております。 web.kawade.co.jp

「岩波文庫で読む「感染症」」第6回

岩波書店のチーム「なみのおと」が運営するnote「コロナの時代の想像力」で連載をしています。 「岩波文庫で読む「感染症」」第6回は、「見えないものから森羅万象を考える」と題して、ルクレーティウスの『物の本性について』を取り上げております。 古代ギ…

「世界の文芸誌から」第3回

「WEB本の雑誌」で連載中の「世界の文芸誌から」の第3回を書きました。 「「世界」とはどこのこと?」と題して、戦後間もない1946年に京都で創刊された『世界文學』という雑誌について、もそっと詳しく眺めております。 www.webdoku.jp

「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第6回

「Web河出」で連載中の今野真二さんとの往復書簡「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」の第6回が公開されました。 今野さんが、『現代思想』(青土社)の和算特集号に寄せた私の文章を読んでくださり、そこで触れている『廣益諸家人名録』(実物)を購入した…

叢書・全集メモ

叢書・全集メモ 山本がチェックしている叢書や全集類のウェブページのリンクをまとめるエントリーです。 ★The MIT Press Essential Knowledge series (MIT Press, 2011- ) https://mitpress.mit.edu/books/series/mit-press-essential-knowledge-series?page…

「岩波文庫で読む「感染症」」第5回を書きました

岩波書店のチーム「なみのおと」が運営するnoteの連載「岩波文庫で読む「感染症」」の第5回を書きました。 今回は、「環境のなかで人間と病をみる」と題して、ヒポクラテス『古い医術について 他八篇』について書いています。 ヒポクラテスは、病気を環境と…

『図書新聞』の上半期読書アンケート

『図書新聞』第3505号、2021年7月24日号の「2021年上半期読書アンケート」に回答しました。3冊を選んでコメントを添えています。 今年もよい本がたくさん出ているので、そこから3冊を選ぶのはたいへん難しいですね。 ★図書新聞 > 同号目次 http://www.toshos…

本を注文した私と受けとった私

本が届く。 開封して「?」となる。 表紙を眺めているうちに、「ああ」と思い出す。少し前にTwitterで誰かが紹介しているのを見て注文したのだった。海外から届くのにちょっと時間がかかったわけだ。たしかに注文しましたよ。 本を注文してから届くまでの3週…

「世界の文芸誌から」第2回

「WEB本の雑誌」に、連載「世界の文芸誌から」の第2回を書きました。 第1回を公開したのが2020年8月31日でしたので、10カ月ぶりくらいに続きを書いた計算になります。 どうしてそんなに間が空いたのかについては、いろいろあるといえばあるのですが、一つ自…

「岩波文庫で読む「感染症」」第4回

岩波書店のnote「コロナの時代の想像力」に、連載「岩波文庫で読む「感染症」」の第4回を書きました。 今回は、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデスの『戦史』に記述されたアテナイの疫病について眺めております。当人も感染したという疫病の実態について…

とある図書館の古典叢書類の解説

とある図書館の古典叢書類の解説。 ★横浜国立大学附属図書館 > 新受入図書紹介(古典・叢書類) https://www.lib.ynu.ac.jp/KANPOU/1-2/S52COL.html 同図書館の受入図書。リンク先のページでは、以下の叢書類について簡単に説明されている。 ローブ古典叢書…

2021年前半の対談

2021年1月から先日までに登壇した対談など。自分の名前は省略。 リンクしてあるものは、動画が公開されています。 01: 01/06 仲俣暁生「魅惑の書物変身術――『マルジナリアでつかまえて』刊行記念」(ゲンロンカフェ) 02: 01/13 安田登「普段使いのための古…

2021年前半の講義

2021年の前半が終わった。 今年は、4月から東京工業大学に勤めはじめて、第1クオーターは「立志プロジェクト」と「哲学B」という科目を担当した。所属は、リベラルアーツ研究教育院といって、宗教人類学者の上田紀行先生が院長を務めておられる。 また、昨年…

トイプナー叢書

1849年にB. G. トイプナー(Benedictus Gotthelf Teubner, 1784-1856)によって創刊されたトイプナー叢書についての関連リンク。 ★Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana https://www.degruyter.com/serial/BT-B/html ド・グロイター社…

「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評

『新潮』第118巻第8号、2021年8月号(新潮社)に、「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評を書きました。 同書は、52名の創作者たちが、2020年1月1日から12月31日まで、1週間ずつ書いた日記を並べたものです。 以前、『岩波新書解説総目録 19…

Review Analytic Philosophy誌

英文による分析哲学誌、Review Analytic Philosophy誌(RAP)のウェブサイト。 Review of Analytic Philosophy is a peer-reviewed international journal designed to provide a forum for people working in analytic philosophy broadly conceived. It pu…

ハノーヴァー大学歴史テキストコレクション

ハノーヴァー大学の「歴史テキストコレクション」。 歴史と人文学の講義で使えるように編んであるとのことで、古代ギリシア・ローマから、20世紀までの欧米のテキストの抜粋が並んでいます。 私は、ペトラルカがキケロ宛に書いた書簡について調べるなかで、…

「人文的、あまりに人文的」#70

吉川浩満くんと開設しているYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で公開している動画シリーズ「人文的、あまりに人文的」が、70回目となりました。 今回は、「読み書きレスキュー本」と題して、読み書きで行き詰まったときに読む本について話しています。 www.yo…

安田登+玉川奈々福+山本貴光「見えないものの見つけ方」

2021年7月3日(土)の14時から、八重洲ブックセンター本店(東京都)で、安田登さんの新著『見えないものを探す旅』(亜紀書房)の刊行を記念したイヴェントが行われます。玉川奈々福さんとともにわたくしも登壇します。 安田さんも奈々福さんも、芸能を通じ…

「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第5回

今野真二さんとの往復書簡「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第5回が公開されました。 今回は山本から今野さんに宛てた書簡です。 知識と記憶の関係についてあれこれ述べております。 web.kawade.co.jp

三中信宏+吉川浩満+山本貴光「理系研究者が指南する本の遊びかた」

2021年7月2日(金)の夜、ゲンロンカフェのイヴェントに登壇します。 今回は、三中信宏さんの新著『読む・打つ・書く――読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(東京大学出版会)の刊行を記念して、吉川浩満くんとともに三中さんにあれこれお話を伺いま…

多久和理実+吉川浩満+山本貴光「日本語教師のためのリベラルアーツ入門」

2021年6月9日に国際交流基金ローマ日本文化会館の企画・主催で行われたセミナー「日本語教師のためのリベラルアーツ入門」の動画が公開されました。 科学史をご専門とする多久和理実さん、吉川浩満くんとあれこれお話ししています。 同セミナーは、対象者が…

オンラインの予定を忘れがち

仕事などの予定を、パソコンやiPadから管理できるアプリを使っている。 のだが、オンラインでの打ち合わせの予定を、しばしばすっぽかしそうになる。というか、実際に何度かすっぽかしてしまったことがある。 当日の朝の段階では「今日は14時からZoomで打ち…

「岩波文庫で読む「感染症」」第3回

「岩波文庫で読む「感染症」」の第3回を書きました。 今回は、ボッカチオが『デカメロン』の序で、当時のヨーロッパを襲った「黒死病」のパンデミックについて、どのように書いているかを眺めております。 岩波文庫のボッカチオは、野上素一訳で全6分冊。番…

インゲボルク・バッハマン「暗いものを言う」(1952)

インゲボルク・バッハマン(Ingeborg Bachmann, 1926-1973)による自作「暗いものを言う(Dunkles zu sagen)」(1952)の朗読。 オルフェウスの名が現れる詩篇。 邦訳は、『インゲボルク・バッハマン全詩集』(中村朝子訳、青土社、2011)に入っている。 ww…

新連載「岩波文庫で読む「感染症」」

岩波書店のチーム「なみのおと」が運営するnoteで、新連載を始めました。 タイトルは「岩波文庫で読む「感染症」」といいます。 岩波文庫既刊6000余冊から、感染症に関わるものを選んで読んでみようという趣旨です。 第1回は「古典の小宇宙に問いかける」と…