2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

川名晋史+山本貴光「日本に130の米軍基地がある意味とは」(丸善ジュンク堂書店)

3月28日(木)の夜、川名晋史さんの新著『在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史』(中公新書)の刊行を記念して対談します。 川名さんは、東京工業大学の同僚でもあり、同大学の「未来の人類研究センター」で共同研究「水プロジェクト」にとりく…

「利他をつくる/つくるの中の利他」(1)

以前、ここでもご紹介した「利他学会」で、伊藤亜紗さん、中島岳志さん、北村匡平さん、塚本由晴さんと行った座談会が記事になりました。掲載は、ミシマ社のウェブページ「みんなのミシマガジン」です。 『RITA MAGAZINE』(ミシマ社、2024)とそのテーマで…

ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』(斎藤真理子訳、白水社)紹介への補足

第4回「みんなのつぶやき文学賞」結果発表会の「海外篇」で、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』(斎藤真理子訳、エクス・リブリス、白水社、2023)の紹介を担当しました。 原書の書誌は下記の通りです。 배수아『멀리 있다 우루는 늦을 것이다』…

「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」第4回

DISTANCE.mediaの連載「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」の第4回が公開されました。 「八丈島にやってきた。」などといったことを書いております。 (自分で撮った写真も掲載しているのですが、なんだか甘いものを食べてばかりいる人のようです…

第4回「みんなのつぶやき文学賞」結果発表会

2024年3月23日(土)に、第4回「みんなのつぶやき文学賞」の結果発表会を行いました。YouTubeを使ったオンライン配信で、倉本さおりさん、長瀬海さん、橋本輝幸さん、若林踏さん、そしてわたくしの5名で、国内篇、海外篇についてそれぞれ10冊前後の本を紹介…

コードとコードの違いについて

先日、コンピュータのプログラム言語で命令を書き連ねるという意味の「コード」という語は、コンピュータでかつては「コード」のつなぎ替えでプログラムしていたことに由来する(大意)という意味の投稿を見かけました。 ひょっとしたら冗談かもしれませんが…

「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」第2回(DISTANCE.media)

先日、新たに連載を始めます、とお知らせした「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」の第2回が、DISTANCE.mediaで公開されました。 週に一度の連載かな……と思ったら、第1回が3月15日、今度の第2回が3月19日の公開なので、そういうわけでもないみた…

ラジコンの記憶

3月17日(日)の柴崎友香さんとの対談で、二人とも子供の頃はテレビっ子で毎日テレビを見ていたという話をしたのですが、そのせいか、一晩明けて、昔見えていたテレビ番組のことを頭が勝手に思い出します。 先ほどは「タミヤRCカーグランプリ」というラジコ…

トークイヴェント「記憶のデザイン」(DISTANCE.media)

2024年03月17日(日)の午後、DISTANCE.media主催のトークイヴェントが開催されます。 「記憶のデザイン」と題して、作家の柴崎友香さん、哲学者の谷川嘉浩さんをゲストにお迎えして、DISTANCE.mediaの編集委員を務めているドミニク・チェンさんと山本が対談…

ビオリカ・マリアン『言語の力』書評

「日本経済新聞」2024年3月16日号の書評欄に、ビオリカ・マリアン『言語の力』(桜田直美訳、今井むつみ監訳・解説、KADOKAWA、2023/12)の書評を書きました。 同書は日常的に複数の言語を使っているマルチリンガルの人について、いまなにが分かってきている…

2024年3月の平凡社ライブラリー

2024年3月の平凡社ライブラリーは次の2点です。 ★962:クラウス・リーゼンフーバー『中世哲学の射程 ラテン教父からフィチーノまで』(村井則夫編訳、平凡社、2024/03/05) 『中世哲学の源流』(創文社、1995)、『中世における理性と霊性』(知泉書館、2008…

「アーカイヴとウェブ上の記憶をめぐる作業日誌」(DISTANCE.media)

ドミニク・チェンさんとともに編集委員を務めているウェブメディア「DISTANCE.media」で連載を始めます。 「作業日誌」という形式で、同サイトで進んでいるアーカイヴやサイトについて、使い勝手や設計の観点から、あれこれ考えてみようというものです。 下…

「人文的、あまりに人文的」第184回

吉川浩満くんと開設しているYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で、「人文的、あまりに人文的」第184回を公開しました。 今回は、リクエスト企画で「読んだふりしてしまった本ある?」です。 www.youtube.com

2024年3月の講談社学術文庫

2024年3月の講談社学術文庫は、以下の5冊です。 それぞれの本の冒頭にある4桁の数字は、講談社学術文庫の通し番号です。 ★2808:クラウス・リーゼンフーバー『存在と思惟 中世哲学論集』(山本芳久編・解説、講談社、2024/03/12) 『中世哲学の源流』(上智…

「アジア文芸ライブラリー」(春秋社)

春秋社編集部のツイートによると、2024年4月から「アジア文芸ライブラリー」という新シリーズが刊行されるようです。 ||◤ 海外文学ファンに朗報 ◢||#アジア文芸ライブラリー という新たなシリーズを、この4月より刊行開始します。アジア各地の同時代の文学作…

伊藤亜紗+アダム・タカハシ+山本貴光「新しい文理のデザイン」(DISTANCE.media)

伊藤亜紗さん、アダム・タカハシさんと「新しい文理のデザイン」というテーマでお話ししました。 掲載はDISTANCE.mediaで、編集部による記事へのリード文はこんなふう。 グローバリゼーション、デジタル化、環境問題、紛争、分断などが、私たちの前に複雑な…

イヴェント「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」(INSTeM)

2024年3月9日と10日に、INSTeM Convention 2024 Spring「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」というイヴェントが開催される予定です。 INSTeM(インステム)とは、2022年7月に設立された一般財団法人で、Inter-field Network for Scienc…

DK社編『哲学ってなんだろう?』(拙訳、東京書籍)

2024年3月8日に、DK社編『哲学ってなんだろう? 哲学の基本がわかる図鑑』(拙訳、東京書籍)が発売予定です。 DK社から刊行されているWhat's the Point of シリーズの1冊で、What's the Point of Philosophy? (2022/08/04)を訳したものです。 目次はこんな…

第4回 利他学会議(未来の人類研究センター)

3月2日と3日に「利他学会議」が開催されます。 東京工業大学の「未来の人類研究センター」が主催するオンライン・カンファレンスです。