中央公論新社

哲学という大河

中央公論新社創業120周年記念出版の『哲学の歴史』全12巻+別巻1の本篇が完結した。 管見では従来、日本語で書かれた哲学史のまとまった通史的叢書というと、『思想の歴史』(全11巻、平凡社、1965-66、ISBN:B000JBCOIG)くらいしか見当たらなかった。同叢書…

★レオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ『魂を漁る女』 (藤川芳朗訳、中公文庫マ8-1、中央公論新社、2005/04、amazon.co.jp)#0383 Leopold von Sacher-Masoch, Die Seelenfängerin (Jena, 1886) 『ドラゴミラ——魂を漁る女』(同学社、1998/10)として刊行…

★金子務『オルデンバーグ——十七世紀科学・情報革命の演出者』 (中公叢書、中央公論新社、2005/03、amazon.co.jp)#0357* 先ごろ、『スピノザ往復書簡集』(畠中尚志訳、岩波文庫青615-7、岩波書店、1958/12、amazon.co.jp)が久々に重版された。同書は、スピ…

★廣野由美子『批評理論入門——『フランケンシュタイン』解剖講義』(中公新書1790、中央公論新社、2005/03、amazon.co.jp)#0341 京都大学大学院人間・環境学研究科で教鞭を執る廣野由美子(ひろの・ゆみこ, 1958- )氏による批評理論入門書。 メアリー・シェ…

★武田徹『「隔離」という病い——近代日本の医療空間』(中公文庫た70-1、中央公論新社、2005/02、amazon.co.jp)#0286 #つづく

★淀川長治+山田宏一『映画は語る』(中央公論新社、1999/03、amazon.co.jp)#0250 1985年から1998年にかけておこなわれた淀川長治(よどがわ・ながはる, 1909-1998)へのインタヴュー集。インタヴュアーをつとめるのは、山田宏一(やまだ・こういち, 1938- …

★辻邦生『言葉の箱――小説を書くということ』(中公文庫つ3-19、中央公論新社、2004/08、amazon.co.jp)#0200 辻邦生(つじ・くにお, 1925-1999)が1993年から1994年にかけてCWS創作学校で行った講演「小説の魅力」の記録。親本は、2000年4月にメタローグから…

★コリン・ウィルソン『発端への旅 コリン・ウィルソン自伝』(飛田茂雄訳、中公文庫ウ6-1、中央公論新社、2005/01、amazon.co.jp)#0157 Colin Wilson, Voyage to a Beginning: An Intellectual Autobiography(1969) コリン・ウィルソンの知的自伝。翻訳書の…

★読売新聞校閲部『年表で読む情報百科』(中公新書ラクレ160、中央公論新社、2004/12、amazon.co.jp) 国際問題、政治、経済、災害、文化、スポーツほか諸分野について、テーマごとの年表を集めた本。年表はいずれも2から数頁以内におさめられた小さなものな…

★工藤幸雄『ぼくの翻訳人生』(中公新書1778、中央公論新社、2004/12、amazon.co.jp) ポーランド文学(ほか)の翻訳家・工藤幸雄氏(くどう・ゆきお、1925- )による翻訳人生回顧録。工藤氏がどのようにして翻訳の道へはまりこんだか、そしてどのような書物…

★荷宮和子『なぜフェミニズムは没落したのか』(中公新書ラクレ159、中央公論新社、2004/12、amazon.co.jp) 帯の文句「80年代文化の功罪を徹底検証」で手にした一冊。この著者の本ははじめて読むのだけれど、どういうわけか思っていたよりも自分には読みづ…

★竹内洋『教養主義の没落――変わりゆくエリート学生文化』(中公新書1704、中央公論新社、2003/07、amazon.co.jp) 教養がない。ともかく教養がないのである。どのくらい教養がないかというと、「教養」という言葉がどんな意味内容を持っているのかもよくわか…