2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆらぎの連環

9月22日より、印刷博物館(東京都文京区)にて、企画展「百学連環——百科事典と博物図譜の饗宴」がはじまっている。 「百学連環」とは、西周(にし・あまね, 1829-1897)による造語で、ギリシア語のεγκυκλιοσ παιδειαに由来する……と、展覧会のタイトルにも使…

何度でもカラマーゾフ

日経ビジネスオンラインの「毎日一冊! 日刊新書レビュー」のコーナーに書評を書いています。 小さな新書も、それぞれがその先にある大きな問題やフィールドへのリンクみたいなもので、関連する書物や研究などに踏み込んでいくと(当然のことながら)それぞ…

昨今、スパムコメントが多いため、コメント欄を一時的にはてなユーザーに限定しています。あしからず。

建築から社会を考える

先ごろ、『フーコーの後で——統治性・セキュリティ・闘争』(芹沢一也+高桑和巳編著、慶応義塾大学出版、20076/08、ISNB:4766414047)を上梓された芹沢さんが主宰する「SYNODOS」では、こんな企画が予定されているようです。 Semminar 08 五十嵐太郎+芹沢一…

脳科学は法にどのようなインパクトをもたらすか

吉川浩満(id:clinamen)とともに、図書新聞(2840号、2007/10/6号)にB.ガーランド『脳科学と倫理と法——神経倫理学入門(Neuroscience and tha Law)』(古谷和仁+久村典子訳、みすず書房、2007/07、ISBN:4622073153)の書評を寄稿しました。 脳指紋法のよ…