2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
★『ロラン・バルト著作集1――文学のユートピア 1942-1954』(渡辺諒訳、みすず書房、2004/09、amazon.co.jp) Seuil社刊行の「ロラン・バルト全集」から、既訳作品(のほとんど)を除いたテクストを訳出する「ロラン・バルト著作集」の第二回配本。 ★ジル・ド…
★ハワード・A.ロドマン『運命特急』(小梨直訳、白水社、1992/12) Howard A. Rodman, Destiniy Express (Atheneum, 1990) 映画作家フリッツ・ラングを主人公にしたモデル小説。
★『植草甚一スクラップ・ブック1――いい映画を見に行こう』(晶文社、2004/09、amazon.co.jp) 「植草甚一スクラップ・ブック」全40巻+別巻1(1976-1980)の復刊。晶文社創立45周年を記念して。
★柄谷行人『定本柄谷行人集1――日本近代文学の起源』(岩波書店、2004/09、amazon.co.jp) 新章「ジャンルの消滅」、外国語版への序文4篇を増補した全面改稿版。 これにて「定本柄谷行人集」全5巻の配本は完結。
★加藤幹郎『『ブレードランナー』論序説――映画学特別講義』(リュミエール双書34、2004/09、amazon.co.jp) リュミエール叢書最新巻は、加藤幹郎氏による『ブレードランナー』論。巻頭にこんな言葉が。 『ブレードランナー』を見たことのない者は本書を開い…
★高橋洋『映画の魔』(青土社、2004/09、amazon.co.jp) 現場の作家はそのつど手持ちの道具から武器をつくりあげ、それを使ってせいいっぱいに戦う。武器をつくるためにつくるのではないし観賞用につくるのではないから、細かいところまで行き届いていたりす…
★『ジャンヌ・ダルク裁判』(Procés de Jeanne d'Arc, 65min, フランス, 1962) 監督+脚本=ロベール・ブレッソン/撮影=レオンス=アンリ・ビュレル/音楽=フランシス・セイリグ/出演=フロランス・カレ+ジャン=クロード・フルノー+ロジェ・オーラほ…
★『二十歳の死』(La vie des morts, フランス, 52min, 1991, amazon.co.jp) 監督・脚本=アルノー・デプレシャン/撮影=エリック・ゴティエ/出演=ティボー・ド・モンタランベール+ロジェ・レボヴィッチ+エマニュエル・サランジュほか 若干二十歳の青…
★「スタニスワフ・レム・コレクション」(国書刊行会) (ようやく*1)キターーーーー! 第一回配本は『ソラリス』。ポーランド語原典からの邦訳によるコレクション。既訳のハヤカワ文庫版『惑星ソラリス』はロシア語からの重訳――とはいえ、この訳業のおかげ…
『週刊読書人』に連載(全3回)の「ニューエイジ登場」の第二回目は今週号に掲載の予定です。
東京ローカルなニュースですが、青山ブックセンターからリニューアル・オープンの知らせが来ました。 リニューアルオープン時間のご案内■青山ブックセンター本店 2004年9月29日(水)10:00 ■青山ブックセンター六本木店 2004年9月29日(水)14:00
★茂木健一郎『脳と仮想』(新潮社、2004/09、amazon.co.jp) 季刊『考える人』(新潮社)連載の「仮想の系譜」(2002/08号 - 2003/08号)をまとめた一冊。 ★前田英樹『在るものの魅惑』(Être★エートル叢書、現代思潮社、2000/01、amazon.co.jp) さまざまな…
★『ユリイカ』第36巻第10号 2004年9月臨時増刊号(青土社) ・総特集=西尾維新 ・西尾維新+東浩紀「偏在するトラウマ、壊れた世界 remix ver.」 ・西尾維新+斎藤環「王道を逆立ちして行く」
★『本』第29巻第10号 2004年10月(講談社) ・大澤真幸「〈とき〉の思考1――「形式」と化した規範」 ・村上春樹「あれから25年」 ・入不二基義「一回性と反復」 ・藤原帰一「アンチ・ヒーローのアメリカ2――ハンフリー・ボガート」
★C.ダグラス・ラミス『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』(平凡社ライブラリ513、平凡社、2004/09、amazon.co.jp) 2000年に平凡社より刊行された語りおろし作品のライブラリ化。著者によるライブラリ版あとがきと、辻信一の解説つき。 …
『季刊 前夜』という雑誌が2004年10月01日に創刊するようです(発売=影書房)。 編集委員には、高橋哲哉、岡本有佳、李孝徳、高和政、三宅晶子、中西新太郎、徐京植、菊地恵介が名を連ねている。書店で配布されているパンフレットには「文化・芸術・思想――…
★スラヴォイ・ジジェク『身体なき器官』(長原豊訳、河出書房新社、2004/09、amazon.co.jp) Slavoj Zizek, ORGANS WITHOUT BODIES: On Deleuze and Consequences (Taylor & Francis Books, 2004) ★『東京人』no.207 2004年10月号 ・特集=神田神保町の歩き…
★上野昂志編『鈴木清順全映画』(立風書房、1986/12) ・上野昂志「振り出しに戻る監督」 ・蓮實重彦+山田宏一+山根貞男+上野昂志「映画はひとを成熟させない」 ・「清順インタビュー あと三十本は撮れる」 ・上野昂志「鈴木清順戦う――日活解雇・作品封鎖…
★ジャック・マシューズ『バトル・オブ・ブラジル――『未来世紀ブラジル』ハリウッドに戦いを挑む』(柴田元幸訳、ダゲレオ出版、1989/04) Jack Mathews, The Battle of Brazil (1987) この本は一人の映画監督と、一人の大手映画会社社長との闘いの記録である…
★綾辻行人『暗黒館の殺人(上)』(講談社NOVELSアI-08、講談社、2004/09、amazon.co.jp) 館シリーズ総決算。上下巻で2500枚。重たいのでとりあえず上巻だけ買って読む。
★綾辻行人データベース Ayalist http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3457/ 作家・綾辻行人氏の作品についての情報が満載。
今週の『週刊読書人』の「ニューエイジ登場」というコーナーに記事を書かせていただきました。今回を含めて三回連載の予定です。
★J.ストルテンバーグ『男であることを拒否する』(蔦森樹監修、鈴木淑美訳、勁草書房、2002/01、amazon.co.jp) John Stoltenberg, Refusing to be a man (1989) ★『週刊読書人』第2555号 2004年9月24日 ・綾辻行人インタビュー「〈館シリーズ〉の集大成」 …
★アネット・ヴィヴィオルカ『娘と話す アウシュヴィツってなに?』(山本規雄訳、四方田犬彦解説、現代企画社、2004/09、amazon.co.jp) Annette Wieviorka, Auschwitz expliqué à ma fille (Éditions du Seuil, 1999) 娘と話す/子どもたちと話すシリーズ、…
★Reading Greek: Grammar, Vocabulary and Exercises (CAMBRIDGE, 1978, amazon.co.jp) ギリシア語文法書。古本で入手。 ★G.W.F.ヘーゲル『法権利の哲学あるいは自然的法権利および国家学の基本スケッチ』(三浦和男ほか訳、未知谷、1991/10、amazon.co.jp…
★高橋英夫『批評の精神』(講談社文芸文庫たG2、講談社、2004/09、amazon.co.jp) 高橋英夫(1930- )最初の著作。小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平、福田恒存、神西清、林達夫、唐木順三、折口信夫をめぐる論考。親本は、1970年12月に中央公論社から刊行。
★辻惟雄『奇想の系譜――又兵衛―国芳』(ちくま学芸文庫ツ7-1、筑摩書房、2004/09、amazon.co.jp) 江戸の画家、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳の六名の作品をとりあげて、その奇想っぷりを堪能する一冊が待望の文庫化。姉妹編…
★『輝け60年代――草月アートセンターの全記録』(フィルムアート社、2002/11、amazon.co.jp) 「そこは60年代前衛芸術の震源地だった」(秋山邦晴) 2002年に「限定1000部」で刊行された草月アートセンター(1958-1971)の活動記録。錚々たるメンバーによる実…
★ヴェネツィア・ビエンナーレ http://www.labiennale.org/ ★ヴェネツィア・ビエンナーレ 第9回国際建築展日本館 http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/ コミッショナーは森川嘉一郎さん。参加作家は丹下健三 、岡田斗司夫、海洋堂、大嶋優木 、斎…
★辻惟雄『奇想の系譜――又兵衛―国芳』(ちくま学芸文庫ツ7-1、筑摩書房、2004/09、amazon.co.jp) 日本近世絵画の系譜を「奇想画」で辿る一冊。遡上にのぼせられる画家は、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳。本書は1968年に『美…