2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「悩みの総合カタログ、それが『人生談義』」

吉川浩満くん(id:clnmn)との新連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)の第2回が掲載されました。 「悩みの総合カタログ、それが『人生談義』」と題して、少しずつ本題のほうへ。 そういえば、エルンスト・ヘッケルの『宇宙之謎』(栗原元吉訳、玄黄…

最近読んだもの:ヴィルヘルム・フォン・フンボルト関連ほか

最近読んだ文章。 ★イアン・F・マクニーリー(講演)「ヴィルヘルム・フォン・フンボルトと言語の世界」(石田文子訳、『立命館言語文化研究』第23巻第2号、2011/10)[ pdf ] ★渡辺学「ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの言語論における「古典古代」の意味…

美しいセオリー

『現代思想』2017年03月臨時増刊号「総特集=知のトップランナー50人の美しいセオリー」(青土社)に寄稿しました。 「え、なんでトップランナーにお前さんが入ってるわけ?」「こないだはフロントランナーだったし、走ってばっかりだな」というご意見もあろ…

「フンボルトに現代科学は何を学ぶのか」ブックリスト

02月18日(土)の『WIRED』ミニカンファレンス「WIRED on WIRED DX」第1部「フンボルトに現代科学は何を学ぶのか」で 松島倫明さん(『フンボルトの冒険』担当編集・NHK出版編集長)と対談をしました。司会は同誌編集長の若林恵さん。 対談中ご紹介した本と…

ハンフリー・デイヴィーのノートを見たい

ハンフリー・デイヴィー(Sir Humphry Davy, 1778-1829)のノートを見たい。 おそらくほかの誰よりも、デイヴィーはフンボルトが理想とする生活を送っていた。彼は詩人であり化学者でもあったのだ。彼はノートの片側のページには実験の客観的な記述を収め、…

Hot WIRED on WIRED

2017/02/12追記:おかげさまで満席御礼とのことです。ありがとうございます。 2017年02月18日(土)に『WIRED』ミニカンファレンス「WIRED on WIRED DX」に登壇いたします。 『WIRED』Vol.27の特集「サイエンスのゆくえ Before & After Science」関連のイヴ…

Before and After Science――サイエンスのゆくえ

『WIRED』vol.27(コンデナスト・ジャパン)が刊行されました。 今回の特集は「Before and After Science――サイエンスのゆくえ」。 特集は、テクノロジーと科学の関係を見つめてきた科学哲学者・村上陽一郎のロングインタヴューを収録。さらに、この先科学は…

最近読んだもの:アレクサンダー・フォン・フンボルト関連

最近読んだ文章。 ★長野順子「〈絵のような〉自然から〈自然絵画〉へ――アレクサンダー・フォン・フンボルトにおける観測/観察/観照」(『美学芸術学論集』、2012/03)[ pdf ] ★大森道子「アレクサンダー・フォン・フンボルトとゲーテ――Physiognomik フィジ…

新連載、始めました。

webちくまで、吉川浩満くん(id:clnmn)と共著で新連載を始めました。 題して「人生がときめく知の技法」。 第1回は「元祖・自己啓発哲学者、エピクテトスって?」です。 ご覧いただければこれ幸い。 www.webchikuma.jp 人生談義〈上〉 (岩波文庫) 作者: エ…

紀伊國屋じんぶん大賞2017

紀伊國屋じんぶん大賞2017の大賞に輝いたのは、加藤陽子『戦争まで――歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)でした。 紀伊國屋のサイト(下記リンク先)では、加藤先生の受賞コメントも公開されています。 一部を引用します。 私たちがどこへ行くのか…

ホース犬・爆弾犬・花火犬

www.youtube.com この「ホース犬」を見ながら、ヘンリー・ローソンに「爆弾犬」というドタバタコメディ小説があるのを思い出した。導火線に火のついた爆弾をくわえた子犬が、逃げる男たちを遊んでくれているのだと思って追いかけまわして……という話。読むた…

SPINGLE MOVE

久しぶりのことで、スニーカーを入手して履いてみたら、普段履いている革の靴はなんだったのというくらい軽やかで、思わずスキップしちゃいそう。 SPINGLE MOVEのサイドゴアイドルカットモデル(SPM-442 Light Gray)。 言えば当たり前のことに過ぎないけれ…

『デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン――その過去と未来』(誠文堂新光社)

監修=永原康史/編集=JAGDAインターネット委員会『デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン――その過去と未来』(誠文堂新光社、2017/02/07) 東京ミッドタウン・デザインハブ第55回企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と…

「なぜ人間はポーカーでAIに負けたのか?」

プロポーカープレイヤーの木原直哉氏による解説。 論点もクリアで、とても勉強になる。 ⇒IT media > なぜ人間はポーカーでAIに負けたのか? 日本トッププロが解説する“違和感” http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1702/03/news028.html

「「哲学の劇場」主宰、山本貴光さん・吉川浩満さん 思考の快楽、コンビで誘う」

毎度お騒がせして恐縮です。 本日(2月4日)の「朝日新聞」be「フロントランナー」コーナーに吉川浩満くんと登場しております。 写真はエクストリームアイロンにならったエクストリームリーディングの最中を捉えた1枚です。 記事中にもご登場しますが、赤井…

「ゲームAIは「人間の良き遊び相手」となるか?」

ぼやぼやしていたら、もう2月ですね。いかがお過ごしでしょうか。 なんだか結局おしらせばかりになって恐縮ですが、案の定本日もお知らせです。 2016年の10月に三宅陽一郎さんと行ったB&Bでの対談「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」…