2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤亜紗+アダム・タカハシ+山本貴光「新しい文理のデザイン(前篇)」

DISTANCE.mediaで、伊藤亜紗さん、アダム・タカハシさんと「新しい文理のデザイン」というタイトルでお話をしました。前篇が公開されています。構成は斎藤哲也さんです。 アダム・タカハシさんといえば、『哲学者たちの天球』(名古屋大学出版会)も記憶に新…

たくさんのレポートを読むたび空想すること

義務教育のどこかで、あるいは高校ぐらいの段階で、デザインのトレーニングを受けていない人たちがWordその他のワープロソフトで作成した文書を100本くらい読むという経験を全員にしてもらうのはどうか。 これを経験すると、イヤでもデザインやタイポグラフ…

index 全集類

ここでは、本ブログで全集に触れている記事へのインデックスを作成します。 リンクがない項目は、将来記事をつくる予定です。 なお、個人名を冠した全集については、当該人物の姓の五十音順で並べます。 【あ】 ・『アインシュタイン選集』(全3巻、共立出版…

マルグレート・クラウル『ドイツ・ギムナジウム200年史』(ミネルヴァ書房)

マルグレート・クラウル『ドイツ・ギムナジウム200年史 エリート養成の社会史』(望田幸男、川越修、隈元泰弘、竹中亨、田村栄子、堤正史訳、ミネルヴァ書房、1986) ドイツのギムナジウムでどういう教育がされていたのかを知りたいと思い手にしてみました。…

エミール・デュ・ボア=レーモンについて

久しぶりに、コンスタンス・リード『ヒルベルト 現代数学の巨峰』(彌永健一訳、岩波現代文庫学術240、岩波書店、2010/07/16)を読んでいたら、ヒルベルトが若い頃、エミール・デュ・ボア=レーモン(Emil du Bois-Reymond, 1818-1896)の本が広く読まれたと…

イブン・アン=ナディーム『フィフリスト(目録)』英訳版

Twitterのタイムラインで「ナディーム『目録』」という文字列をお見かけして、昔英訳版を手にしたのを思い出しました。 これは、10世紀頃のバグダードで書籍商のイブン・アン=ナディームが記録した本の目録です。その当時、どんな本が存在したかという知識…

アカデミー版『カント全集』新版

アカデミー版『カント全集』新版の刊行が始まったことを、Twitterで教えてもらいました。 先日、アカデミー版カント全集新版第1巻を入手した。1747~1756年までの著作が収録されている。ドイツ語著作の字体がフラクトゥーアからローマン体に変更されたほか、…

記憶装置としてのカード

「持ってたはずなのに近頃見かけないな」と思っていた本が、電子化した本を放り込んでいるフォルダに見つかるケースがままある。 先日、電車での移動中、iPad Proの画面を見ながら、「そういえば」とたいそう久しぶりに電子書籍管理アプリを起動してみたとこ…

Bluesky

これまで、ユーザー登録を招待制にしていたSNSのBlueskyが、米時間の2024年2月6日に招待制を廃止したようです。 急にフォロワー数が増えたので、何事かと思ったらそういうことだったのですね。 あくまでも現在の、ということになりますが、私がBlueskyのいい…

Webdeleuze

Webdeleuzeは、フランスの哲学者、ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze、1925-1995)の講義の音声とテキストなどをまとめて掲載しているウェブサイトです。 最近本として刊行されたSur la peinture, cours Mars-Juin 1981 (Les Éditions de Minuit, 2023)の講…

シン・ジュヒョン『シリアスゲームの社会的受容を問う』(福村出版)

シン・ジュヒョン『シリアスゲームの社会的受容を問う 韓国の事例にみる「ゲーム」と「教育」の社会文化的研究』(福村出版、2024/02/15)が刊行されました。 韓国での実例を通じてシリアスゲームを作ったり普及させたりする難しさを分析した研究で、シン・…

「遊びの力で研究する」(『コモンズ』第3号)

東京工業大学 未来の人類研究センターのオンラインジャーナル『コモンズ』の第3号が公開されました。 今回の特集テーマは「あそび」です。 河村彩さんの巻頭言「「あそび」と生きる」からご覧くださいませ。 特集の他にも6本の論文を掲載しています。 私は「…

「『DIGITAL BITES[デジタル・バイツ]─アート&テクノロジーの摂り方』出版記念」対談

2024年2月14日(水)の19時から、代官山蔦屋書店で長谷川祐子監修、金沢21世紀美術館編『デジタル・バイツ アート&テクノロジーの摂り方』(BNN、2024)の刊行を記念したイヴェントが行われます。 登壇者は、同書の監修を務めた長谷川祐子館長、同館レジス…

「本の名刺」(講談社)

「群像」のウェブ(という位置づけでいいのかな)に「本の名刺」というエッセイを書きました。 講談社から本を刊行した著者が、その本にまつわる文章を書くというコーナーで、『群像』本誌のほうにも同じコーナーがあります。今回私が寄稿したのは、ウェブの…

第4回「みんなのつぶやき文学賞」投票受付開始

第4回「みんなのつぶやき文学賞」の投票受付が始まりました。 従来はTwitterへの投稿で投票していたところ、今回からメールフォームからの受付に変更されています。詳しくは下記リンク先をご覧ください。 投票の締切は、2024年2月4日(日)23:59です。 ぜひ…

ニコニコ美術館「恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法」

2024年2月2日(金)に、ニコニコ美術館の番組「恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法」で進行を務めました。 恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場のスクリーンで展示されている「Poems in Code──ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映…