シン・ジュヒョン『シリアスゲームの社会的受容を問う 韓国の事例にみる「ゲーム」と「教育」の社会文化的研究』(福村出版、2024/02/15)が刊行されました。
韓国での実例を通じてシリアスゲームを作ったり普及させたりする難しさを分析した研究で、シン・ジュヒョンさんが立命館大学大学院先端総合学術研究科に提出した博士論文をもとにした本です。
序章
第Ⅰ部
第1章 韓国におけるシリアスゲームの導入と展開
第2章 シリアスゲームの社会的受容とゲームプレイの「場所性」第Ⅱ部
第3章 機能性ゲームのジレンマ――「シリアス」と「おもしろさ」のはざまで
第4章 アナログ・シリアスゲームの教育現場への普及と「教育的イメージ」第Ⅲ部
第5章 ビッグゲーム(Big Games)――アナログとデジタルの強みを架橋して
第6章 インスピレーション・ゲーム(Inspiration Games)が世界を変える終章
シリアスゲームとは、元来楽しむためにあるゲームに、それ以外のなんらかの実用の要素を加えたものです。例えば、同書が扱っている教育や学習の要素のあるゲームは、シリアスゲームの一例。
これは作るのが結構難しいのです。シン・ジュヒョンさんの論文を通じて、それまで知らなかった韓国の事例をさまざまに教えてもらいました。
同論文の指導教官を務められた小川さやか先生とともに私も推薦文を書きました。
(さて、どこに印刷されているでしょうか。見てのお楽しみ)