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「推しがいるということ――宇佐見りん『推し、燃ゆ』について」

河出書房新社のウェブサイト「Web河出」に、「推しがいるということ――宇佐見りん『推し、燃ゆ』について」が掲載されました。 この文章は、『文藝』2020年冬季号(河出書房新社)に書いた「文芸季評 文態百版」からの抜粋です。毎回、それに先立つ3カ月分の…

『アイドルマスター』について――2.5次元的な造形美

『BRUTUS』2021年3月1日号(マガジンハウス)は「アイドルマスター」を特集しています。 同特集中の「アイマス構造分析。なぜハマる? なぜ続く?」というコーナーで、僭越ながら「2.5次元的な造形美。」という話をしています。取材・構成は、鳥澤光さんです…

「これが示したいことだった」最終回(『数学セミナー』)

1年の予定で書いてきた『数学セミナー』(日本評論社)の連載「これが示したいことだった」最終回(第12回)を3月号に書きました。 この連載は、読書日記のように、折々に読んでいる数学や自然科学の本について書いたエッセイです。 完結を記念して、全12回…

今野真二+山本貴光「日本語学の愉しみ」

2021年2月10日(水)の夜、ゲンロンカフェで日本語学者の今野真二さんと対談いたします。題して「日本語学の愉しみ――乱歩、短詩、言霊」です。 サブタイトルは、今野さんが2020年に刊行された新著のテーマを並べたものでした。 以前から今野さんのご著書や論…

「第三の新人」論へのあとがき

リニューアル後、「文×論」の方針を掲げて着々と鈍器路線を歩み続ける文芸誌『群像』2021年3月号(講談社)に文章を書きました。 小特集「第三の新人」のコーナーで、「日常の再発見に向けて――「第三の新人」を読むために」と題しています。 拙文のほか、同…

「市民の立場で語る任命拒否問題」

人文社会系学協会連合連絡会編『私たちは学術会議の任命拒否問題に抗議する』(論創ノンフィクション8、論創社、2021/02/05)に、吉川浩満くんとの対談「市民の立場で語る任命拒否問題」(企画・構成・司会は「週刊読書人」の野村ななみさんで、「週刊読書人…

2021年、書き物方面の抱負

1年間連載してきた『数学セミナー』(日本評論社)の「これが示したいことだった」は、近日発売される号で最終回を迎える。 今度で連載42回目となる「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)は、第1回から第25回をまとめて本にしたことを考えると、あと…

マルジナリア書店で1日店長

今年は、もうちょっと備忘録がてら、あれこれブログに書いておこうと思いながら、はやくも1月が終わってしまった(むむむ)。 先日、1月30日(土)に、マルジナリア書店byよはく舎で、吉川浩満くんとともに、1日店長を務めてきました。 マルジナリア書店とは…

マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』の書評

「日本経済新聞」の2021年1月23日書評欄に、マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2020)の書評を書きました。 原題をCreativity Code(創造性のコード)といって、人間における創造の規則(コード…

『MOTHER』について

WIREDにゲームについてのエッセイを書きました。 「世界を別の仕方で見るために――『MOTHER』がくれた「ちえとゆうき」」 と題して、糸井重里さんが企画・開発した『MOTHER』について述べています。 『MOTHER』の第1作がファミコンで登場したのは1989年のこ…

フィリップ・ウィルキンソンほか『世界の神話大図鑑』を推薦

フィリップ・ウィルキンソンほか著『世界の神話大図鑑』(林啓恵+飯原裕美訳、三省堂書店、2021.01.22)に推薦文を書きました。もうお一方は、里中満智子さん。 1行目の「はじめに神話があった。」をキャッチコピー風にちょっと大きく表示してはどうかと考…

仲俣暁生+山本貴光「魅惑の書物変身術」(ゲンロンカフェ)

2021年1月6日(水)に、仲俣暁生さんとゲンロンカフェでお話ししました。 いつもは司会役の多いわたくしですが、今回は拙著『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)をテーマに「魅惑の書物変身術」と題して、仲俣さんとあれこれお話ししています。 YouTu…

2020年の文筆『文藝』篇

2020年に書いた文章について、覚書としてまとめております。 まずは連載について、その1。 季刊文芸誌『文藝』(河出書房新社)に「文態百版」という文芸季評と、「文芸的事象クロニクル」という年表を連載しています。 ・「文態百版――私たちとXの間で生じ…

ゲンロンカフェ2020

12月23日は、斎藤哲也さん、吉川浩満くんとゲンロンカフェのイヴェント「「人文的、あまりに人文的」な、2020年人文書めった斬り!」でお話ししました。その年に刊行された人文書を振り返る鼎談です。斎藤さんによれば、今回で5回目とのこと。われわれなが…

2020年に刊行した本

2020年に刊行した本は、以下の4冊でした。 ★『わたしの外国語漂流記』(共著、河出書房新社) ★『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(吉川浩満との共著、筑摩書房) ★『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社) ★『記憶のデザイン』(筑摩選書01…

先端研のイヴェント「研究をデザインする」

これは事後報告(あるいは備忘)です。 2020年11月17日(火)の13時から、立命館大学大学院先端総合学術研究科主催のイヴェントで、小川さやかさん、千葉雅也さんとお話ししました。 テーマは「研究をデザインする:三人の方法」。 Zoomを使ったウェビナー(…

吉川浩満くんとの対談@「週刊読書人」

「週刊読書人」2020年11月13日号に、吉川浩満くん(@clnmn)との対談が掲載されました。 テーマは「「日本学術会議任命拒否」問題を考える」です。 これは、10月23日にYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で公開した動画をもとに加筆・編集を加えたものです。企…

「ひとをつなぐ辞典、ひとがつむぐ言葉――映画『博士と狂人』公開記念」関連サイト

10月14日にゲンロンカフェのイヴェント「ひとをつなぐ辞典、ひとがつむぐ言葉――映画『博士と狂人』公開記念」に登壇しました。 吉川浩満くんとともに、飯間浩明さんに『博士と狂人』の見所や辞書編纂についてお話を伺いました。 live2.nicovideo.jp その際、…

『マルジナリアでつかまえて』関連記事のクリップ

このエントリーには、『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)についての記事をクリップします。 ★【インタヴュー】「書き込みが示す読書の痕跡を考察」(中日新聞、2020年9月19日) 取材・執筆は世古紘子さんです。 www.chunichi.co.jp ★【対談】佐藤亜…

音楽批評の歴史のほうへ #001

以前から気になっていながら、あまりきちんと追跡していなかった音楽批評の歴史について、とあるきっかけを得て手探りしてみようと思う。 まずは愚直に「音楽批評 歴史」などと検索をかけてみる。 結果は3万件弱。思ったより少ない。 そこで目に入った『音楽…

新連載「世界の文芸誌から」

「WEB本の雑誌」で連載を始めます。 題して「世界の文芸誌から」(また大風呂敷を広げてしまった……)。 看板倒れにならぬよう、楽しみつつゆるやかめに進めて参ります。 どうぞよろしくお願い申しあげます。 www.webdoku.jp

イヴェント:古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体」

3月27日(金)は、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMAで、古田徹也さん、伊藤亜紗さんとの鼎談でした。 「しっくりくる言葉、どもる体――『言葉の魂の哲学』サントリー学芸賞受賞記念」と題して、古田さんの同書や、伊藤さんの『どもる体』を手がかりに議…

イヴェント:古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体」

2020年03月27日に、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMAで開催の古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体――『言葉の魂の哲学』サントリー学芸賞受賞記念」でお話しします。 今回は放送のみとなります。 詳しくは、リンク先をご覧ください…

「実物はもっと美しいんだから!」

『本の雑誌』(本の雑誌社)で連載中の「マルジナリアでつかまえて」は、31回目になりました。 今回は「実物はもっと美しいんだから!」というタイトルで、ヴェルレーヌによる『呪われた詩人たち』校正刷へのマルジナリアを眺めております。邦訳は、幻戯書房…

新連載「これが示したいことだった」

『数学セミナー』(日本評論社)の2020年4月号から連載を始めます。 連載タイトルは「これが示したいことだった」。自然科学や数学の書物を中心とした読書日録エッセイです。 第1回は「「数学」はどこから来たか」と題して、「数学」という日本語がどこから…

YouTube「哲学の劇場」更新 2020年03月

吉川浩満くんと始めたYouTubeチャンネル「哲学の劇場」に、新しい動画を投稿しました。 3月は3回更新を予定しています。 一つめは、「人文的、あまりに人文的 番外篇」です。先日刊行した『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)の紹介を…

「語学は裏切らない」

芹沢一也さんのメールマガジン「αシノドス」vol.273(2020.03.15)に「語学は裏切らない――言語を学び直す5冊」と題して、学び直しのブックガイドを書きました。 273号の目次は以下の通りです。 ・片岡栄美「趣味の社会学――文化・階層・ジェンダー」・栗田佳…

新刊『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』

3月14日に、吉川浩満くんとの共著『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。――古代ローマの大賢人の教え』(筑摩書房)が刊行されます。 2017年から18年にかけて、「webちくま」で連載した「賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学――人生がときめく知の技法」(全…

文庫ブックフェア「恋も宇宙も密室も」

青山ブックセンター本店の文庫棚で、連続ブックフェア第4弾が始まりました。 今回は「恋も宇宙も密室もーーアンソロジーに花束を」と題して、各方面のアンソロジーを集めてみました。 よく編まれたアンソロジーは、雑誌にも似て、いろいろな作家と出会える場…

「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」

12月16日は、少しはやめの忘年会。ではなく、「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」というイヴェントでした。 斎藤哲也さん、吉川浩満くんとゲンロンカフェでこの鼎談をはじめて今回で4回目。最初にやってみたら、たいそう楽しかった…