ニューゲームズオーダー

『ルールズ・オブ・プレイ』ユニット4

毎度お騒がせしております、ゲームデザインの教科書、ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、拙訳、ニューゲームズオーダー、2019)の新版、最後の第4分冊「ユニット4/文化」が発売になりまし…

ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』第4分冊の発売日が決まりました

遊んで楽しめるゲーム(意味のある遊び)をつくるには、どんなことを検討すればよいか。この点を多角的に考えさせてくれるゲームデザインの教科書、ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、拙訳…

『ルールズ・オブ・プレイ』ユニット2発売

ケイティ・サレン+エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(拙訳、ニューゲームズオーダー)のユニット2(電子書籍版)が発売となりました。 ソフトバンククリエイティブから刊行した旧版(上下巻、約1300ページ)を四分冊…

『ルールズ・オブ・プレイ』新版

ケイティ・サレンとエリック・ジマーマンの2人による『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(拙訳、ソフトバンククリエイティブ)という本がある。 原著は2003年にMIT Pressから刊行されたもので、これを上下巻に分けて、2011年と2013年に出した…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #09

読書会での報告準備として、イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んだメモを公開しています。 ■メモランダム9.第2章第2節:言葉の問題 9-1.「遊び」と「ゲーム…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #08

読書会での報告準備として、イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んだメモを公開しています。 ■メモランダム8.第2章の構成(小休止) 以上で、第2章の最初の節を読…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #07

前回のメモで読んだ第2章題5-6段落について、読解の続きです。 ■メモランダム7.第2章第5-6段落の補足(ホフスタッター) 7-1.ホフスタッターの議論 ユールは、ゲームを定義することの意味を説くために、ダグラス・ホフスタッターの本から「生産的集合」…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #06

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第5-6段落を読みます。 ■メモランダム6.第2章第5-6段落:ゲームを定義する意味 6-1.古典的ゲームモデルと新しいゲーム まず…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #05

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第4段落を読みます。 ■メモランダム5.第2章第4段落:定義をテストするために 5-1.定義をテストする方法 バーナード・スーツ…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #04

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」の第3段落を読みます。 ■メモランダム4.第2章第3段落:ゲームを定義する目標 4-1.ユールの定義の目標 邦訳では第3段落だが、原…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #03

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)の第2章「ビデオゲームと古典的ゲームモデル」を読んでいます。 前回は第1段落を読んだところ。続いて第2段落。 ■メモランダム3.第2章第2段落:ゲームの古典的モデル 3-1.第…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #02

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー)第2章読書メモのつづきです。(承前) 前回は章のタイトルでした。 ■メモランダム2.第2章第1段落:ゲームを定義できるか 2-1.本文 今回から本文に入ります。まずは第1段落。…

イェスパー・ユール『ハーフリアル』読書会のためのメモランダム #01

イェスパー・ユール『ハーフリアル』(松永伸司訳、ニューゲームズオーダー、2016)読書会のための読書メモです。 先日、酒井泰斗さんと高橋未玲さんが主催する同読書会の第1回が開かれました。当日は同書の全体像を描いた第1章を読んで議論検討したところで…