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2021年、書き物方面の抱負

1年間連載してきた『数学セミナー』(日本評論社)の「これが示したいことだった」は、近日発売される号で最終回を迎える。 今度で連載42回目となる「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)は、第1回から第25回をまとめて本にしたことを考えると、あと…

マルジナリア書店で1日店長

今年は、もうちょっと備忘録がてら、あれこれブログに書いておこうと思いながら、はやくも1月が終わってしまった(むむむ)。 先日、1月30日(土)に、マルジナリア書店byよはく舎で、吉川浩満くんとともに、1日店長を務めてきました。 マルジナリア書店とは…

マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』の書評

「日本経済新聞」の2021年1月23日書評欄に、マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2020)の書評を書きました。 原題をCreativity Code(創造性のコード)といって、人間における創造の規則(コード…

『MOTHER』について

WIREDにゲームについてのエッセイを書きました。 「世界を別の仕方で見るために――『MOTHER』がくれた「ちえとゆうき」」 と題して、糸井重里さんが企画・開発した『MOTHER』について述べています。 『MOTHER』の第1作がファミコンで登場したのは1989年のこ…

フィリップ・ウィルキンソンほか『世界の神話大図鑑』を推薦

フィリップ・ウィルキンソンほか著『世界の神話大図鑑』(林啓恵+飯原裕美訳、三省堂書店、2021.01.22)に推薦文を書きました。もうお一方は、里中満智子さん。 1行目の「はじめに神話があった。」をキャッチコピー風にちょっと大きく表示してはどうかと考…

仲俣暁生+山本貴光「魅惑の書物変身術」(ゲンロンカフェ)

2021年1月6日(水)に、仲俣暁生さんとゲンロンカフェでお話ししました。 いつもは司会役の多いわたくしですが、今回は拙著『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)をテーマに「魅惑の書物変身術」と題して、仲俣さんとあれこれお話ししています。 YouTu…

2020年の文筆『文藝』篇

2020年に書いた文章について、覚書としてまとめております。 まずは連載について、その1。 季刊文芸誌『文藝』(河出書房新社)に「文態百版」という文芸季評と、「文芸的事象クロニクル」という年表を連載しています。 ・「文態百版――私たちとXの間で生じ…

ゲンロンカフェ2020

12月23日は、斎藤哲也さん、吉川浩満くんとゲンロンカフェのイヴェント「「人文的、あまりに人文的」な、2020年人文書めった斬り!」でお話ししました。その年に刊行された人文書を振り返る鼎談です。斎藤さんによれば、今回で5回目とのこと。われわれなが…

2020年に刊行した本

2020年に刊行した本は、以下の4冊でした。 ★『わたしの外国語漂流記』(共著、河出書房新社) ★『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(吉川浩満との共著、筑摩書房) ★『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社) ★『記憶のデザイン』(筑摩選書01…

先端研のイヴェント「研究をデザインする」

これは事後報告(あるいは備忘)です。 2020年11月17日(火)の13時から、立命館大学大学院先端総合学術研究科主催のイヴェントで、小川さやかさん、千葉雅也さんとお話ししました。 テーマは「研究をデザインする:三人の方法」。 Zoomを使ったウェビナー(…

吉川浩満くんとの対談@「週刊読書人」

「週刊読書人」2020年11月13日号に、吉川浩満くん(@clnmn)との対談が掲載されました。 テーマは「「日本学術会議任命拒否」問題を考える」です。 これは、10月23日にYouTubeチャンネル「哲学の劇場」で公開した動画をもとに加筆・編集を加えたものです。企…

「ひとをつなぐ辞典、ひとがつむぐ言葉――映画『博士と狂人』公開記念」関連サイト

10月14日にゲンロンカフェのイヴェント「ひとをつなぐ辞典、ひとがつむぐ言葉――映画『博士と狂人』公開記念」に登壇しました。 吉川浩満くんとともに、飯間浩明さんに『博士と狂人』の見所や辞書編纂についてお話を伺いました。 live2.nicovideo.jp その際、…

『マルジナリアでつかまえて』関連記事のクリップ

このエントリーには、『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)についての記事をクリップします。 ★【インタヴュー】「書き込みが示す読書の痕跡を考察」(中日新聞、2020年9月19日) 取材・執筆は世古紘子さんです。 www.chunichi.co.jp ★【対談】佐藤亜…

音楽批評の歴史のほうへ #001

以前から気になっていながら、あまりきちんと追跡していなかった音楽批評の歴史について、とあるきっかけを得て手探りしてみようと思う。 まずは愚直に「音楽批評 歴史」などと検索をかけてみる。 結果は3万件弱。思ったより少ない。 そこで目に入った『音楽…

新連載「世界の文芸誌から」

「WEB本の雑誌」で連載を始めます。 題して「世界の文芸誌から」(また大風呂敷を広げてしまった……)。 看板倒れにならぬよう、楽しみつつゆるやかめに進めて参ります。 どうぞよろしくお願い申しあげます。 www.webdoku.jp

イヴェント:古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体」

3月27日(金)は、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMAで、古田徹也さん、伊藤亜紗さんとの鼎談でした。 「しっくりくる言葉、どもる体――『言葉の魂の哲学』サントリー学芸賞受賞記念」と題して、古田さんの同書や、伊藤さんの『どもる体』を手がかりに議…

イヴェント:古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体」

2020年03月27日に、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMAで開催の古田徹也×伊藤亜紗×山本貴光「しっくりくる言葉、どもる体――『言葉の魂の哲学』サントリー学芸賞受賞記念」でお話しします。 今回は放送のみとなります。 詳しくは、リンク先をご覧ください…

「実物はもっと美しいんだから!」

『本の雑誌』(本の雑誌社)で連載中の「マルジナリアでつかまえて」は、31回目になりました。 今回は「実物はもっと美しいんだから!」というタイトルで、ヴェルレーヌによる『呪われた詩人たち』校正刷へのマルジナリアを眺めております。邦訳は、幻戯書房…

新連載「これが示したいことだった」

『数学セミナー』(日本評論社)の2020年4月号から連載を始めます。 連載タイトルは「これが示したいことだった」。自然科学や数学の書物を中心とした読書日録エッセイです。 第1回は「「数学」はどこから来たか」と題して、「数学」という日本語がどこから…

YouTube「哲学の劇場」更新 2020年03月

吉川浩満くんと始めたYouTubeチャンネル「哲学の劇場」に、新しい動画を投稿しました。 3月は3回更新を予定しています。 一つめは、「人文的、あまりに人文的 番外篇」です。先日刊行した『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)の紹介を…

「語学は裏切らない」

芹沢一也さんのメールマガジン「αシノドス」vol.273(2020.03.15)に「語学は裏切らない――言語を学び直す5冊」と題して、学び直しのブックガイドを書きました。 273号の目次は以下の通りです。 ・片岡栄美「趣味の社会学――文化・階層・ジェンダー」・栗田佳…

新刊『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』

3月14日に、吉川浩満くんとの共著『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。――古代ローマの大賢人の教え』(筑摩書房)が刊行されます。 2017年から18年にかけて、「webちくま」で連載した「賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学――人生がときめく知の技法」(全…

文庫ブックフェア「恋も宇宙も密室も」

青山ブックセンター本店の文庫棚で、連続ブックフェア第4弾が始まりました。 今回は「恋も宇宙も密室もーーアンソロジーに花束を」と題して、各方面のアンソロジーを集めてみました。 よく編まれたアンソロジーは、雑誌にも似て、いろいろな作家と出会える場…

「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」

12月16日は、少しはやめの忘年会。ではなく、「「人文的、あまりに人文的」な、2019年人文書めった斬り!」というイヴェントでした。 斎藤哲也さん、吉川浩満くんとゲンロンカフェでこの鼎談をはじめて今回で4回目。最初にやってみたら、たいそう楽しかった…

モリー・バング『絵には何が描かれているのか』(フィルムアート社)

モリー・バング『絵には何が描かれているのか――絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』(細谷由依子訳、フィルムアート社、2019.11.26)に「魔法の秘密を明かす本」と題して解説を書きました。 絵本作家の著者が、絵本の画面構成を題材として、ヴィジュ…

久しぶりに吉川くんと

2019年11月20日に、ゲンロンカフェで吉川浩満くんと対談をしました。 タイトルは「人工知能と人文知を結ぶ15(+α)の必読書」。先頃刊行された東浩紀編『ゲンロン10』に二人で寄稿したブックガイド・エッセイに関連したイヴェントです。 とはいえ、対談では…

最近の仕事と予定

いくつかまとめてお知らせします。 1. 最近、寄稿した文章 ★「教養は「知のサバイバルキット」」(『月刊先端教育』vol.1 2019年11月号)【インタヴュー】 同誌創刊号の特集「AI人材育成への道筋」で、インタヴューにお答えしました。リンク先は同誌のウェブ…

フェルナンド・ペソア『不安の書【増補版】』刊行記念イヴェントのレポート

「週刊読書人」2019年9月6日(第3305号)に、紀伊國屋書店新宿本店で行ったフェルナンド・ペソア『不安の書【増補版】』(高橋都彦訳、彩流社)刊行記念対談イヴェントのレポートが掲載されました。 杉田敦さんと90分ほど、ペソアについてお話ししました。 …

『ルールズ・オブ・プレイ』ユニット4

毎度お騒がせしております、ゲームデザインの教科書、ケイティ・サレン&エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(全4分冊、拙訳、ニューゲームズオーダー、2019)の新版、最後の第4分冊「ユニット4/文化」が発売になりまし…

本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社)

本の雑誌編集部『働くわたし』(本の雑誌社、2019年8月28日刊行予定)に、ブックガイドを書きました。 さまざまな職業に従事する女性たちへのインタヴュー集です。 公式サイトから目次を引用します。 ・福本奈津子(十勝ばんえいクリニック) 獣医 ・田口玲…