下西風澄『生成と消滅の精神史』刊行記念イヴェント

来たる2023年1月24日(火)の夜、代官山 蔦屋書店にて、下西風澄さんの新著『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋、2022/12)の刊行を記念したトーク・イヴェントが開催されます。登壇者は、著者の下西さんと、吉川浩満くんとわたくしです。

『生成と消滅の精神史』は、「心」をテーマにした本です。「心」といえば、誰もがお馴染みのものですが、その実なんなのかということについては、分かったような分からないようなものでもあります。

下西さんは、「心」というものの見方が一種の発明されたものであると見て、西洋と日本において「心」についてなされてきた思索を手がかりに検討しています。

「心」というとつい、いつの時代も私たちと同じような意味や実感をもって捉えていたような気になってしまいますが、実際には時代や場所によって変化してきた概念でもありました。

哲学、文学、認知科学などの諸領域にまたがって自在に展開される下西さんの議論は、「心」に関心をもつ人びとをきっと魅了するに違いありません。

当日は、同書をまだ読んでいない人にも楽しめるような場にしますので、ちょっと気になるという方もどうぞ気軽にご来場・ご視聴いただけましたら幸いです。会場とオンラインの同時開催です。

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