新著『文学のエコロジー』(講談社)

新著『文学のエコロジー』(講談社、2023/11/23)が間もなく発売となります。

文芸誌「群像」に連載した同名の連載をもとに、加筆修正と書き下ろしを加えた本です。

文芸作品に文字で記された「世界」は、どのようなエコロジー(生態)なのか、ということを観察しています。その際、プログラマー、あるいはゲームクリエイターの見方を使って、「もしこの文芸作品を、コンピュータ上でシミュレートするとしたら、なにをどうつくる必要があるだろうか」という問いを念頭に置いてみています。

といっても、ややこしいことではなく、文字だけで世界を書くとき、なにをどうしているのかという点をよく検討するための道具立てなのでした。

装幀は川名潤さん、単行本版の編集は名原博之さん、連載時の担当は北村文乃さんです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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