2024年3月9日と10日に、INSTeM Convention 2024 Spring「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」というイヴェントが開催される予定です。
INSTeM(インステム)とは、2022年7月に設立された一般財団法人で、Inter-field Network for Science, Technology and Mediaの略称です。訳せば「科学・技術・メディアの領域間ネットワーク」となりましょうか。
同組織のウェブサイトに掲げられている活動についての説明はこんなふうです。
・科学技術社会論、メディア論を2つの目玉としつつ、inter-disciplinary(学際的)で、inter-field(領域横断的)なシンポジウム、出版、ワークショップ、ネットでの情報発信などをおこなう。
・ハンドリングしやすい適度な規模を維持し、INSTeMならではのユニークな研究と学習の場を生み出す。
・英日バイリンガルで活動し、東アジアを中心として「グローカル」に人や組織をネットワークする。
私は、同組織の設立・運営に携わっている佐倉統さんにお声かけいただいて、吉川浩満くんとともに「研究部」のメンバーとして活動しています。目下のテーマは、『記憶のデザイン』(筑摩書房)に書いた「知識OS」の開発です。
というわけで、ちょっと前置きが長くなりましたが、冒頭に述べたイヴェントは、このINSTeMが主催するものです。イヴェントの「概要」を引用してみます。
一般財団法人INSTeMでは、2024年3月9-10日に、コンベンション「大人のためのリテラシー:これからの知恵と技法を考える」を開催します。
リテラシーといえば、文字の読み書き能力やメディア・リテラシーのことを思い浮かべる方が多いと思います。しかし近年では、金融リテラシー、環境リテラシーなど、幅広い領域で、従来の教育制度に収まりきらない学びや協働活動を指して「リテラシー」という言葉が使われつつあります。
このコンベンションでは、そうした幅広い領域をゆるく包み込み、おもに「大人のためのリテラシー」に注目して、みなさんの知恵や技法を共有し、ネットワークし、バザールのような雰囲気のなかで一緒にその可能性や課題を考えていきたいと考えています。
下記の要領で、3月前半の2日間、展示、ワークショップやトークのほか、パネルディスカッションなどをおこないます。
つきましては、ご出展いただける方々を募集いたします。 出展者の方々には、「科学とデジタル技術」「ビジネスとライフスタイル」「市民社会とデザイン」という3つのフィールドに分かれて、ブース展示をしていただきます。また、ご希望に応じてワークショップやトークを行っていただくこともできます。ご応募をこころよりお待ちしております!
科学技術、環境、メディア、デジタルなどをめぐるリテラシーに興味があるみなさま、ぜひご参加いただき、新しいリテラシーのあり方を考えてみませんか。そして我こそはという個人、グループや団体のみなさまは、ぜひその知恵や技法を披露していただけませんか。
コンベンションに遊びに行きたいという一般参加の申し込みも受付中です!みなさまのご参加をお待ちしております!
開催の概要は次のとおりです。
日時:2024年3月09日(土)13:00-17:00
2024年3月10日(日)10:00-13:00
場所:東京大学大学院情報学環・福武ホール(本郷キャンパス赤門脇の建物)
詳細は下記でご覧いただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。