学術史

マルグレート・クラウル『ドイツ・ギムナジウム200年史』(ミネルヴァ書房)

マルグレート・クラウル『ドイツ・ギムナジウム200年史 エリート養成の社会史』(望田幸男、川越修、隈元泰弘、竹中亨、田村栄子、堤正史訳、ミネルヴァ書房、1986) ドイツのギムナジウムでどういう教育がされていたのかを知りたいと思い手にしてみました。…

イブン・アン=ナディーム『フィフリスト(目録)』英訳版

Twitterのタイムラインで「ナディーム『目録』」という文字列をお見かけして、昔英訳版を手にしたのを思い出しました。 これは、10世紀頃のバグダードで書籍商のイブン・アン=ナディームが記録した本の目録です。その当時、どんな本が存在したかという知識…

とある図書館の古典叢書類の解説

とある図書館の古典叢書類の解説。 ★横浜国立大学附属図書館 > 新受入図書紹介(古典・叢書類) https://www.lib.ynu.ac.jp/KANPOU/1-2/S52COL.html 同図書館の受入図書。リンク先のページでは、以下の叢書類について簡単に説明されている。 ローブ古典叢書…

トイプナー叢書

1849年にB. G. トイプナー(Benedictus Gotthelf Teubner, 1784-1856)によって創刊されたトイプナー叢書についての関連リンク。 ★Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana https://www.degruyter.com/serial/BT-B/html ド・グロイター社…

「古典学関係文献目録」(日本西洋古典学会)

日本西洋古典学会のウェブサイトに「古典学関係文献目録(2019.9~2020.8)が掲載されています。 ファイルの記載によれば、作成は、河田真由子さん、勝又泰洋さん、増永理考さんとのこと。とてもありがたいお仕事です。 www.clsoc.jp といいますか、「西洋古…

角田真弓『明治期建築学史』

気になる本のクリップ。 角田真弓『明治期建築学史』(中央公論美術出版社、2019) 現在の「建築学」はいかに形成されたのか。明治期の西洋建築の移入と西洋技術・情報の受容過程を、一次資料の丹念な分析から跡付ける。近代工学教育における建築教育の特性…