★辻惟雄『奇想の系譜――又兵衛―国芳』(ちくま学芸文庫ツ7-1、筑摩書房、2004/09、amazon.co.jp)
江戸の画家、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳の六名の作品をとりあげて、その奇想っぷりを堪能する一冊が待望の文庫化。姉妹編に『奇想の図譜』(平凡社、1989/06)がある。こちらもぜひ文庫化していただきたい。
同書に関連する企画として、「伝説の浮世絵開祖岩佐又兵衛――人は彼を「うきよ又兵衛」と呼んだ―。」(10月9−11月23日)が開催される予定です。(情報提供=id:aquirax さん)
また、岩佐又兵衛については新潮日本美術文庫の第6巻があてられています。
★『新潮日本美術文庫 6――岩佐又兵衛』(新潮社、1997/03、amazon.co.jp)
春萠社という書肆から『堀江物語絵巻――残欠本』という本が出ているらしいのですが、これは未見です。「平成6年、長野市松代町の禅林長国寺の寺宝研究調査の折に発見された、江戸初期の異才岩佐又兵衛の残欠本」(「MARC」データベースより)
⇒千葉市美術館
http://www.city.chiba.jp/art/
⇒美術情報サイト eArt > 「伝説の浮世絵開祖岩佐又兵衛」
http://www.eart.ne.jp/museum/m_exhibition037.asp?no=28