1999

★戸田ツトム『D-ZONE——エディトリアル・デザイン 1975-1999』(青土社、1999/06、amazon.co.jp) 戸田ツトム(とだ・つとむ, 1951- )氏のデザインワークを集成した書物。 人文書を読む人なら、戸田ツトムという名前を聞いてすぐに何冊かの書物が思い出され…

上記の映画に触れて思い出したついでの話に過ぎないが、かつて映像のないヴィデオ・ゲームをつくったゲーム作家がいた。『Dの食卓』や音楽にマイケル・ナイマンを迎えて制作された『エネミー・ゼロ』で知られる飯野賢治だ。 さて、その映像のないゲームのタ…

★淀川長治『淀川長治のシネマトーク』(マガジンハウス、1999/08、amazon.co.jp)#0400 淀川長治(よどがわ・ながはる, 1909-1998)氏が雑誌『anan』に1989年から1998年にわたって連載した「シネマトーク」から196本を編んだ一冊。見開き二頁ごとに一作品を…

★五十嵐太郎編『READINGS:1 建築の書物/都市の書物』(INAX出版、1999/10、amazon.co.jp)#0362+ ことのついでに、建築書ガイドを一冊ご紹介しておきたいと思う。 本書は、建築史研究家・五十嵐太郎(いがらし・たろう, 1967- )氏の編集による「20世紀の建…

★『200CD 映画音楽——スコア・サントラを聴く』(200CD映画音楽編纂委員会編、立風書房、1999/07、amazon.co.jp)#0282 立風書房の「200音楽書シリーズ」の一冊。200枚(+α)の映画音楽ディスクを一ページの解説と関連ディスクで紹介している。この「200音楽…

★淀川長治+山田宏一『映画は語る』(中央公論新社、1999/03、amazon.co.jp)#0250 1985年から1998年にかけておこなわれた淀川長治(よどがわ・ながはる, 1909-1998)へのインタヴュー集。インタヴュアーをつとめるのは、山田宏一(やまだ・こういち, 1938- …

★ジャック・デュパン『ジャコメッティ――あるアプローチのために』(吉田加南子訳、Étre★エートル叢書5、現代思潮社、1999/10、amazon.co.jp)#0136 Jacques Dupin, Alberto Giacometti, textes pour une approche(Maeght, 1962; Fourbis, 1991) 本書の親本は…