11月23日(水)は、代々木高等学校で教育セミナーに登壇して参りました。
テーマは「ゲームをするとき、子どもの心に起きていること」。
子どもたちはなぜゲームに没頭するのか。頭ごなしに「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」と言っても、「はいそうですか」と勉強をする子どもは少ないと思います(それなら古来誰もこのモンダイで苦労していない道理です)。
ではどうしたらよいか。直接の解決法ではありませんが、例えば、なぜゲームは楽しいのかを知ると、そうした子どもとの付き合い方も変わってくるかもしれません。
というわけで、今回のセミナーでは、そもそもゲームとはなんなのか、人はどうして少なくともこの五千年ばかりのあいだゲームを手放さず遊んできたのかといったことからはじめて、ゲームで遊ぶとき心身に何が起きるのかということを考えてみました。
このことを実感するために、途中1時間ほどを使って、ご参加のみなさんにトランプの「大富豪」をプレイしてもらい、プレイ中の自分の心身になにが起きているかということを観察する、という課題に取り組んでみました。
当日は、ご参加のみなさんに、7ページばかりの資料をお配りしました。ゲームの定義、ゲームの影響に関する論文の抜粋、「大富豪」のルール、関連ブックガイド(20作品)を記したものです。