★072/1020:『ナイトランド・クォータリー』第17号(アトリエサード、2019/05/31)
第17号の特集は「ケルト幻想――昏い森への誘い」。
チーフエディターをお務めの岡和田晃さん、インタヴュー、翻訳、評論、ブックガイドと大活躍。
目次
・表紙作品:戸田和子(うつのみや妖精ミュージアム所蔵)
・いわためぐみ「昏い森への誘い――ケルト幻想に寄せて」
・アーサー・マッケン「変容」(遠藤裕子訳)
・ピエール・コムトワ「幻の巻狩」(大和田始訳)
・ジェレマイア・カーティン「聖マーティン祭前夜 (ジョン・シーハイによって語られた話)」(下楠昌哉訳)
・ジェフ・C・カーター「かかる警句のなきがゆえに」(待兼音二郎訳)
・デイヴィッド・テラーマン「木の葉のさだめ」(待兼音二郎訳)
・リサ・L・ハネット「食べさせてあげなきゃ」(徳岡正肇訳)
・アンジェラ・スラッター「赫い森」(岡和田晃訳)
・橋本純「いつか野に咲く麦になるまで」
・松本寛大「ケルトの馬」
・岡和田晃「Night Land Gallery うつのみや妖精ミュージアム 常若の国への招待状」
・「井村君江インタビュー"General Literature"としての幻想文学とケルト研究」(岡和田晃構成)
・深泰勉「ケルト妖精譚とホラー映画の微妙な関係」
・いわためぐみ「カナザワ映画祭が東京で「大怪談大会」を開催!」
・藤原ヨウコウ「~夜の国の幻視録 その1~「Visionary celtic」」
・岡和田晃「アーサー・マッケンから流れる、ケルト精神の水脈――「パンの大神」、『翡翠の飾り』、ヘレン・マクロイ『牧神の影』」
・朝松健「深き森の闇より――ケルト文芸復興・魔術結社・幻想作家を巡る装飾的夢想」
・徳岡正肇「Hellblade: Seuna's Sacrifice――「闇」と戦うピクトの女戦士が歩む、復讐と幻想の旅路」
・徳岡正肇「ボードゲーム「ケルト(Keltis)」レビュー ――ドイツの数学者が幻視したケルトとは」
・深泰勉「アイリッシュミュージックの歌姫の浸透と拡散」
・岡和田晃「ブックガイド」
・ケルトな幻想児童文学への招待
・M・ジョン・ハリスン〈ヴィリコニウム〉シリーズと転覆の美学
・「ケルト幻想」の淵源を知るために ──豊穣なる「ケルト研究」の世界
・今号のケルト幻想ホラー小説群を、より広い視座から味わい尽くすために