「人には遊び友だちが必要だ――ゲームと人工知能をめぐるスケッチ」

『現代思想』2015年12月号「特集=人工知能――ポスト・シンギュラリティ」(青土社)に「人には遊び友だちが必要だ――ゲームと人工知能をめぐるスケッチ」を寄稿しました。

先日の紀伊國屋書店での鼎談でも少し触れましたが、「反知性主義」にせよ、「人工知能」にせよ、「知性」「知能」といった言葉は分かったようで分からない言葉の一つでありますからして、議論に際してはこれをどう捉えているのかという確認と検討が必要であろうかと思います。

ゲーム関連では、三宅陽一郎さんによる「ゲーム、人工知能、環世界――考える存在から経験の総体へ、AIのための現象学的転回」も掲載されています。三宅さんがこのところ取り組んでおられる「人工知能のための哲学塾」での講義とも関連する論考で、ゲームAIの現在と未来の方向性を指し示す内容です。それにしてもすごい構想力! 

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-

  • 作者: 新井紀子,小島寛之,石黒浩,茂木健一郎,竹内薫,西垣通,池上高志,三宅陽一郎,山本貴光,ドミニク・チェン,西川アサキ,藤原辰史,磯崎新
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2015/11/27
  • メディア: ムック
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