いつも猫背気味なものだから、ときどき背筋をシャンとすると、それだけでなんだか世界がちがって見える。
子どもの頃、しばしば母から「君は少し胸を張るくらいでちょうどいいよ」と言われた。特に口にはしなかったけれど、胸を張るのはなんだか偉そうだなと思ったりして少し抵抗感があった。
他方で姿勢のよい人を見ると、いい佇まいだなと思う。
そういえば、ビルケンシュトックの靴をはじめて履いたとき、自然と背筋がぴっとして「おお」と声が出たことがあった。
私は絵に描いたような扁平足なのだけれど、なにか足の裏と背筋には関係があるのかしらね。