■

★谷川渥『谷川渥対談集――芸術の宇宙誌』（右文書院、2003/12、amazon.co.jp）#0155

美学者・谷川渥氏の対談集。書名に気おされて（嘘）手にしそびれていた一冊。
対談相手は以下のとおり。

小池寿子「裸体と視線」
中野美代子「風景の図像学」
種村季弘「怪物論のトポス」
巌谷国士「モダンな親王 渋沢龍彦」
鹿島茂「ヨーロッパ一八〇〇年代―モダニズムの始まりとその思想的背景」
鈴村和成「詩・モデルニテ・余白―鈴村和成『ランボー、砂漠を行く』を読む」
巌谷国士＋鈴木雅雄「絵画とシュルレアリスム」
新宮一成「「美」の彼岸―美学と精神分析の接点」
草間彌生「草間彌生―彼女はいかに時代を駆け抜けたか」
藤枝晃雄「現代美術とMoMA―MoMAの展開と現在」
竹山実「記号化する住空間」
飯島洋一「建築と時間―「時間」は建築をどう変容させるか」
坂牛卓「建築の質料とモダニズム―美学のフィールドからの視線」

かつて、哲学の劇場用に谷川氏の略歴・書誌情報を作成した。

⇒哲学の劇場 > 作家の肖像 > 谷川渥
　http://www.logico-philosophicus.net/profile/TanigawaAtsushi.htm

★アナイス・ニン『アナイス・ニンの日記 1931-34 ヘンリー・ミラーとパリで』（原麗衣訳、ちくま文庫に2-1、筑摩書房、1991/04、amazon.co.jp）#0156
　Anais Nin, The Diary of Anais Nin Vol.1 1931-1934 (1966)

水声社から刊行中の「ヘンリー・ミラー・コレクション」にあわせて、ミラー関連の書物を集める。本書は品切れ中らしく、古本屋から入手した。