日ごろから愛読している weblog のひとつ、「風狂派陣中記」を読んで、上野へはしった。『空海高野山』の展示替えが明日だという。のんきにかまえていたらば、もうそんなでしたか。


上野へ足を運んだついでに『栄光のオランダ・フランドル絵画展』をのぞき、東京国立博物館へ。


それにしても何度観てもヘンテコな建物だよなぁ、平成館。なんというか新興宗教が金にあかせてつくった建物みたいだ、というのはたんなる印象ですけれど、中途半端に装飾を排してどーんと巨大でモニュメンタルな外見、キッチュと背中合わせの豪華な内装がかもし出す貧しいゴージャス感(お金のかけどころをまちがえた旅館のような)。


それはともかく、展示は建築への違和感をさっぱり忘れさせてくれるものでした。上野では、あと二つ観たいものがあったのだけれど、『空海高野山』の充実ぶりに予定を狂わされて時間切れで断念。しかしそれでよかった、と思う。


以下つづく(かも)