★冨原眞弓『ヴェーユ』(Century Books人と思想107、清水書院、1992/04、amazon.co.jp)#0007
シモーヌ・ヴェーユ(Simone Weil, 1909-1943)の評伝。生涯の出来事を追いながら、随所に著作や書簡からの引用をはさんであり読みやすい。著者の冨原眞弓は、ヴェーユの『カイエ』や『ギリシアの泉』やトーベ・ヤンソンの翻訳を手がけている人。ヴェーユは気になる人物でありながら、『重力と恩寵』や『シモーヌ・ヴェーユの哲学講義』しか読んだことがなかった。これを機に遺された著作全体に触れてみたいと思う。ガリマールから全集が刊行中(全16巻、1988- )。
⇒Gallimard > Simone Weil > OEUVRES COMPLÈTES
http://www.gallimard.fr/gallimard-cgi/Appli_catal/fiche_d_detail.pl?nutitre=1017029&fctx=1105119145&loa=1
ぱっと見たところ、国内には頼りになりそうな書誌情報はなさそう……つくるか。