円城塔さん、待望の新著『シャッフル航法』(河出書房新社、2015/08、ISBN:4309023983)の刊行を記念したトーク&サイン会が予定されています。
日時:2015年09月02日(水)19:00
場所:MARUZEN & ジュンク堂書店渋谷店 7階喫茶コーナー
定員:40名(要予約)
純文学/SFのジャンルの壁をかるがると乗り越えて、世界文学の最先端を切り拓く作品を発表し続ける作家・円城塔――『道化師の蝶』による芥川賞受賞、そして故・伊藤計劃の未完の絶筆を書き継いだ話題作『屍者の帝国』の刊行から3年がたち、待望の作品集『シャッフル航法』の刊行となりました。ゲストに『文体の科学』でも話題の山本貴光さんをお招きし、円城作品の過去・現在・未来、そして「文学のリファクタリング」について、大いに語っていただきます。
(河出書房新社のイヴェント紹介ページより)
円城さんには、以前、雑誌『考える人』の数学特集号に掲載したインタヴューでお話を伺ったことがありました。その際は、数学の話題が中心でしたが、今回は、小説について、文学について、あるいは翻訳について、いろいろ伺ってみたいと思います。『シャッフル航法』に収録された短篇もまた、企みと可笑しさに満ちていて、同じゲームを何周も遊ぶように、つい二周、三周と繰り返し読んでいます。対談でも、この、クセになる仕組みと面白さに迫りたいと念じております。
2015/09/03追記
ご来場いただき、ありがとうございました(満員御礼だったとのこと)。
円城さんからは、新作短篇「〈ゲンジの物語〉の作者、〈マツダイラ・サダノブ〉」が配布され、詰めかけたファンの皆さんは大喜びでありました。私は及ばずながら「マジック・アルゴリアリズム宣言 ver.0.3」という円城塔作品を楽しむための文章(18ページ+α)をお配りしました。すっかりなんの説明もしないままにしてしまいましたが、一等最後のページにコピーされている手書き文字のページは、余白の穴埋めとして、私が『シャッフル航法』を読みながら、メモを書き込んだ「内在天文学」の扉ページです。上記した文章の元となったメモであります。
⇒河出書房新社 > トピックス
http://www.kawade.co.jp/news/2015/08/92.html
⇒新潮社 > 考える人 > 2013年夏号「数学は美しいか。」
http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/mokuji/45.html
- 作者: 円城塔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 単行本
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