★「踊るサテュロス」
1998年にシチリア島沖の海底からひきあげられたブロンズ像「踊るサテュロス」が東京国立博物館で特別展示されている。紀元前のギリシアでつくられたと推定されているこの像は、デュオニソスの従者サテュロス(森の精)が踊るさまをかたちどったもの。
やわらかさと張りが同居したしなやかな身体の造形は見事で、とりわけひねりのはいった左腰の筋肉の隆起は、いままさに運動の最中にあるサテュロスの動きを潜在させている。
顔つきは写真で観るよりもややぼってりとした印象だったのは、像と観客の位置関係によるものだろうか。像はやや見上げるかたちでの展示だったが、頭部の造形がよりよく見えるようにできればもうすこし低く設置してほしかった。
この像をみながら、なぜか『ジョジョの奇妙な冒険』のディオを思い出したのはわたしだけですかそうですか(髪型から連想しただけか)。
なお、この像は2005年03月13日まで東京国立博物館で展示されたあと、03月26日から開催される愛知万博「愛・地球博」に出展されるとのこと。
⇒東京国立博物館
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
⇒中央修復研究所(伊語/英語)
http://www.icr.beniculturali.it/indexj.html
⇒ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室
http://homepage2.nifty.com/kajipon/jojo.htm
上記とは関係ありませんが。