全集や大全ということばが好きだ。 なにやらそこには、作家なら作家の全業がひとつのミクロコスモスとして封じ込められているかのような響きがある、ように思う。 しかし、かつていくつかの全集を読み始めたころにようやく気づいたのは、それが厳密な意味で…
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