稲垣足穂

私は世界の果てからネクタイを取替えに来た

全集や大全ということばが好きだ。 なにやらそこには、作家なら作家の全業がひとつのミクロコスモスとして封じ込められているかのような響きがある、ように思う。 しかし、かつていくつかの全集を読み始めたころにようやく気づいたのは、それが厳密な意味で…

★『ユリイカ』第38巻第11号 2006年9月臨時増刊号 総特集 稲垣足穂(青土社、2006/09、ISBN:4791701526) 同号に「計算論的、足穂的——タルホ・エンジン仕様書」を寄稿しました。 足穂の作品を読んでいるとプログラムやその挙動に触れているような気がするのだ…

★稲垣足穂『稲垣足穂コレクション6——僕のユリーカ』(ちくま文庫い53-6、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp)

★『稲垣足穂コレクション2――ヰタ・マキニカリス(上)』(ちくま文庫い53-2、筑摩書房、2005/02、amazon.co.jp)#0210 「稲垣足穂コレクション」(全8巻)の第二回配本。「ヰタ・マキニカリス」全34篇中の20篇。解説は、高原英理氏。