新刊情報
★編著=小山騰+写真=臼井秀三郎『ケンブリッジ大学秘蔵明治古写真——マーケーザ号の日本旅行』(平凡社、2004/09、amazon.co.jp) 平凡社の新刊書より、明治関連の写真集。 ケンブリッジ大学図書館が所蔵する明治の古写真を初公開。マーケーザ号で日本を訪…
★柳田泉『随筆 明治文学2——文学篇・人物篇』(東洋文庫742、平凡社、2004/09、amazon.co.jp) 全3巻の予定で刊行中の柳田泉随筆集。 明治の文学・文化研究の先駆者・柳田泉の仕事の精髄を3巻に分かって刊行する。第2巻は、資料を博捜して語る明治文学の諸…
★『東京人』No.219、2005年10月号(都市出版) 10月号の特集は、「明治ニッポンの家庭教師たち——「お雇い外国人」を知っていますか?」と題して、明治のお雇い外国人を特集。上記渡辺書にも関係する内容。 また、小特集として「成瀬巳喜男の世界」を併載。 ⇒…
★渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー552、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) 渡辺京二(わたなべ・きょうじ, 1930- )氏が1998年に葦書房より刊行した『逝きし世の面影 日本近代素描1』の文庫化。 近代化によって滅んだ日本の「逝きし」文明を、…
★寺山修司『寺山修司幻想劇集』(平凡社ライブラリー548、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) 生誕70周年を迎えた寺山修司の1970〜80年代を代表する戯曲を収録。「疫病流行記」「奴婢訓」など、比類ない幻想的な劇宇宙で世界の演劇シーンを震撼させた寺山演劇…
★細野晴臣『細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING』(平凡社ライブラリー550、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、YMO、FOE……。つねにポップでアヴァンギャルドな細野ワールドの核心に迫る。30…
★ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』(木村榮一訳、平凡社ライブラリー549、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) Jorge Luis Borges, EL ALEPH アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges, 1899-1986)の短編集『エル・アレフ』の…
★F.W.ニーチェ『ニーチェ・セレクション』(編=渡邊二郎、平凡社ライブラリー551、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) その渡邊二郎氏が編訳をつとめた『ニーチェ・セレクション』。 今なおその衝撃力を失わない過激にして深遠なニーチェの思想。そのニーチェ…
★イマヌエル・カント『純粋理性批判(下)』(原佑訳、平凡社ライブラリー553、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724-1804)の主著のひとつ『純粋理性批判(Kritik der rein…
★『新潮』第101巻第10号、2005年10月号(新潮社) 以下は目次の一部。 ・清水博子「vanity」 ・多和田葉子「U.S.+S.R. 極東欧のサウナ」 ・金原ひとみ+斎藤環「女性性の根源へ」 ・島田雅彦+中沢新一「列島文化防衛論——縄文・天皇・ナショナリズム」 ・A.…
★『群像』第60巻第10号、2005年10月号(講談社) 評論特集「小説の現在」は、評論家11人による13人の作家論。俎上にのせられる作家は、赤坂真理、阿部和重、鹿島田真希、桜坂洋、平山瑞穂、山崎ナオコーラ、佐藤友哉、笙野頼子、多和田葉子、中原昌也、古川…
★『文學界』第59巻第10号、2005年10月号(文藝春秋社) 特集は、「二〇〇五年の坂口安吾」。特集の目次だけ拾っておこう。 ・柄谷行人「坂口安吾のアナキズム」 ・半藤一利「偽作『安吾巷談』靖国の神々」 ・岡崎乾二郎「バタイユと安吾」 ・関井光男「アテ…
★『現代思想』 vol.33-10、2005年09月号(青土社、amazon.co.jp) 特集は、「女はどこにいるのか」。 ・上野千鶴子「ケアをすること/されること」 ・富田玲子「空間をつくる——ハルモニとの出会い」 ・岡野八代「繕いのフェミニズムへ」 ・新田啓子「遠いも…
★『思想』 No.977、2005年09月号(岩波書店) 特集は、「メタ・バイオエシックス」。前号の「医療における意思決定」とも関係するテーマで、以下の論考を集めている。 ・島薗進「思想の言葉」 ・香川知晶「「新しい死の基準」の誕生」 ・小松美彦「「有機的…
★『InterCommunication』 No.54、Autumn 2005(NTT出版) 閉館が取りざたされているICCは、その後どうなっているのかわかりませんが、機関誌『InterCommunication』は、次号の予告(11月27日)も掲載されています。本号の特集は「戦後60年 戦争と平和のメデ…
★『談』 no.74(TASC) 特集は「ゾーエーの生命論——メディカライゼーションの抗い」。 ・粥川準ニ「資源化するからだ——再生医療の供給源としての」 ・小泉義之+金森修「いのち、ゾーエーとビオスの狭間で」 ・佐藤純一+野村和夫「健康言説とメタメディカラ…
★『大航海』 No.56(新書館、2005) 特集は、「インターネットの光と闇」。 ・小倉紀藏「インターネット・コリアの思想」 ・作田明「少年犯罪とインターネット」 ・斎藤環×鈴木謙介「インターネット?カーニヴァル」 ・佐藤俊樹「深くて浅い世界と私 コミュニ…
★蓮實重彦『ゴダール革命』(リュミエール叢書37、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 先頃、河出書房新社から書き下ろしの谷崎潤一郎論を含む作家論集『魅せられて』(河出書房新社、2005/07、amazon.co.jp)を刊行した蓮實氏の新刊は『ゴダール革命…
★『マルクス・コレクション6——フランスの内乱・ゴータ綱領批判・時局論(上)』(辰巳伸知+細見和之+村岡晋一+小須田健+吉田達訳、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 「マルクス・コレクション」(全7巻)の第四回配本(第五冊目)。 ⇒筑摩書房 …
★稲葉振一郎『「資本」論——取引する身体/取引される身体』(ちくま新書555、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★加藤周一『二〇世紀の自画像』(ちくま新書553、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★小松崎茂『小松崎茂 昭和の東京』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★小泉八雲『小泉八雲コレクション——虫の音楽家』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★上野千鶴子+小倉千加子『ザ・フェミニズム』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★ジョルジュ・ローデンバック『ローデンバック集成』(高橋洋一訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★ジャンバティスタ・バジーレ『ペンタメローネ——五日物語』(上下巻、杉山洋子+三宅忠明訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★渡邊二郎『現代人のための哲学』(ちくま学芸文庫ワ3-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★松岡正剛『フラジャイル——弱さからの出発』(ちくま学芸文庫マ25-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★木村敏『あいだ』(ちくま学芸文庫キ14-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)
★ロラン・バルト『映像の修辞学』(蓮實重彦+杉本紀子訳、ちくま学芸文庫ハ9-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp) 「イメージの修辞学——パンザーニの広告について」、「写真のメッセージ」、「映画について——「カイエ・デュ・シネマ」誌によるインタヴュ…