映画芸術のバックナンバーを、入手したきりここにメモをつけていなかったら、どの号を所蔵しているのかてんでわからなくなってしまった(おい)。まとめてここに記しておきたい。


映画芸術第14巻第7号通巻226号 1966年7月号(映画芸術社)
・「ゴダールの映画思想の総て」
 ゴダール大島渚吉田喜重石堂淑朗蔵原惟繕白坂依志夫、矢島翠、斎藤竜鳳、小川徹の座談。


オーソン・ウェルズ・インタビュー
埴谷雄高「二重操作の顔――「寒い国から帰ったスパイ」をみて」
花田清輝武井昭夫「批評家を批評する」
田村孟「白昼の通り魔」(原作=武田泰淳)【シナリオ】
新藤兼人「酔いどれ博士」【シナリオ】
エイゼンシュテイン戦艦ポチョムキン」【シナリオ】


映画芸術第21巻第7号通巻292号 1973年6月号(映画芸術社)
種村季弘「楽しき没落――”ゲームの理論とゲームの実際”」
柄谷行人「ゲームは終わらぬ」


☆全面特集=ロマンポルノ裁判


映画芸術第23巻第1号通巻303号 1975年2-3月号(映画芸術社)
・「74年邦・洋画ベスト10/ワースト5発表」
松田修「連帯への希求」
蓮實重彦ジョセフ・ロージー内的構造」
寺山修司青髭公の理性」
中上健次「恋は盲目・関係も盲目」
・内藤剛介「すっとんきょうの登場」
磯田光一「修身的ノスタルジアの彼岸」
柄谷行人花田清輝の戦前の政治思想」
・「実録花田清輝の全生涯2――戦後文学の黒幕 真善美社時代」
・「ピンクが日本映画を代表する時がきた!」


映画芸術第23巻第3号通巻305号 1975年6-7月号(映画芸術社)
・「ワインポイント映画40年史」
種村季弘「詐欺師の受難」
柄谷行人アルドリッチの技術の思想」
加藤泰「イカサマ師」【シナリオ】
磯田光一「古代的父権の循環」
長部日出雄ポランスキーの鼻」
・「実録花田清輝の全生涯3――これは肉体に還元される思想か 昭和23-24」


映画芸術第30巻第2号通巻341号 1982年4-6月号(映画芸術社)
☆大特集=映評座談会「日本映画を裁断」


吉増剛造ベルイマン・鏡の中の女と白いドレスの女
柄谷行人ソヴィエト連邦とは何か――その原理的解明」
柄谷行人+百瀬修二「アメリカ左翼は失われた源流をここに見出そうとしているか」
ジョセフ・ロージー「私がマッカーシズムと亡国のなかで見たこと」
鈴木清順メフィストのあと」
神代辰巳メフィストの「感想」」




かつては、上記のように花田清輝埴谷雄高磯田光一柄谷行人なども寄稿していた。雑誌『映画芸術』は目下も季刊っぽいかんじで*1刊行されている。最新号は、通巻408号(2004年夏)。


⇒『映画芸術
 http://members.at.infoseek.co.jp/eigei/index-1.html

*1:ときどき不定期になる模様