蒐書録#001:『文庫版 塚本邦雄全歌集』他

このところ手にした本や雑誌の写真を撮ってInstagramで記録してみている。

写真に撮るだけなら片手間でできるので、三日坊主気味の私でも比較的サボらず続けられている。

これなら、外にいるときに「あれ? あの本ってどうしたっけな」なんて時に写真を眺めればぱっと確認できるという寸法。時系列で並ぶので、「ああ、あの日だね」といった記憶も援用できるのがよい。

データベースもつくっているので、そちらで検索すればなお確実なのだけれど、Excelでやっていることもあって、アプリケーションの起動⇒検索という手間をつい惜しむ。(書棚を眺めても見つからない蔵書を本気で探すときには、データベースは大変重宝する)

加えて試しにここでも書誌を含めて記録してみようかと思い立った次第。続くかわからないけれど、とりあえずはやってみよう。

 

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★『文庫版 塚本邦雄全歌集』第八巻(短歌研究文庫30、短歌研究社、2017)

 塚本邦雄(1920-2005)の歌を全八巻の予定で刊行開始。

★Rebecca Solnit, The Faraway Nearby (Granta, 2014 [2013])

★Rebecca Solnit, A Field Guide to Getting Lost (Canongate, 2017 [2005])

 『ウォークス――歩くことの精神史』(東辻賢治郎訳、左右社)の書評執筆(『週刊読書人』寄稿)を機にレベッカ・ソルニットの未読の本を集め読むことにした。先日もこの2冊の他にあと4冊ほど紀伊國屋書店のウェブストア経由で取り寄せた。

★岡ノ谷一夫『脳に心が読めるか?――心の進化を知るための90冊』(青土社、2017)

 書評集。ぱらぱら拾い読んでいたら、最後の最後で自分の名前に遭遇して不意を打たれる。といっても、書評中ではなくて、私が編者となった『サイエンス・ブック・トラベル』(河出書房新社)に以前寄稿していただいた書評も本書に再録されているため、同書の書誌が初出として掲載されていたのだった。

★武田悠一『読むことの可能性――文学理論への招待』(彩流社、2017)

 『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房)関連で、文学理論書を目につくものから集め読んでいる。本書は漱石の『文学論』の試みを評価しつつ、現代の各種文学理論(批評の技法)を整理・解説している。

★『SFマガジン』第58巻第05号2017年10月号「オールタイム・ベストSF映画層解説PART 1」(早川書房、2017)

 次号(さらに次々号)に続くSF映画500本の紹介。久しぶりに映画カタログを眺める楽しみを味わっている。定番はもちろんのこと、特撮やアニメも含まれていて、読み応えのある特集。次号も楽しみ。

★『芸術新潮』第68巻第09号通巻813号2017年09月号「日本アニメベスト10」(新潮社、2017)

★『日経サイエンス』第47巻第10号通巻556号「日本海溝移動説」(日経サイエンス社、2017)

  どうでもよろしいことですが(というか、どうでもよろしいことしか書いてないのだから断るまでもないのですが)サイエンス&アートの雑誌が揃い踏み。偶然この2誌は価格も一緒(1440円)。