『新潮』2017年06月号第114巻第6号(新潮社)に、書評「一三〇〇年越しのミステリー」を寄稿しました。
ご紹介したのは、池澤夏樹『キトラ・ボックス』(角川書店)です。
キトラ古墳をめぐる歴史・考古学ミステリー×国際陰謀という二重の謎がしかけられた百学連環的活劇。しかも『アトミック・ボックス』の読者には、二度おいしい(未読でもまったく無問題)。
池澤夏樹さんといえば、「千夜千冊」編集部によるインタヴュー「作家・池澤夏樹が考える「日本語と編集」」も興味深く読みました。
第43回川端康成文学賞は、円城塔さんの「文字渦」とのこと。おめでとうございます。