執筆中の『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房から刊行予定)の本文をひととおり書きました。
漱石の『文学論』を読み、使うための本です。
最初の原稿をいつ書き始めたのかと思ってフォルダを見てみたら、2013年の秋頃でした。もう3年以上やっているのですか。
だいぶ削ったけれど、目下のところ26万5千字ほどあります(400字詰め原稿用紙換算で約660枚/Wordで281ページ)。
ここしばらくプリンターを使えない状態だったので、もっぱらパソコンやiPadの画面で書きついできました。
その結果、わたくしの場合、本のような長い文章については、途中で紙にプリントしてみないと、あちらこちらの部分同士をうまくつないだり調整するのが難しい、ということが分かってきました。
先日ようやくプリンターを新調して、全体を印刷できたというわけです。
これから赤ペン片手に、自分の文章にどしどしツッコミを入れながら推敲を進めて参ります。
『「百学連環」を読む』(三省堂)と同様、古典的文章を読み解く本ですが、スタイルはかなり違うものになる予定です。
乞うご期待。