twitterからのメモ。
町田市立博物館 “ 秘術の書 ” を受贈 世界的に貴重なコレクション
— 十禅師 (@hiyoshi1010) May 24, 2018
https://t.co/2Ig1AkeGSM 現代ガラス作家、大平洋一氏から世界最古のガラス技法書とされる「ラルテ・ヴェトラリア(ガラス製造術)」の初版本を含め、89点のガラス関係資料を受贈したと発表。 pic.twitter.com/CzEJMfyfKP
上記ツイートで紹介されている本は、Gallicaに電子版がある。
Antonio Neri, L’Arte Vetraria Distinta in Libri Sette (1612)
著者のアントニオ・ネリについては、『世界大百科事典』に「ネリ」の項目がある。
Antonio Neri 1576-1614
イタリアのガラス研究者。フィレンツェの修道士で,長年ベネチアのガラスの製造にたずさわり,その経験をもとに1612年《ガラス製造法》を公刊した。本書はガラス製造技法の宝典としてフィレンツェ,ベネチアで数回にわたって出版され,またヨーロッパ各国語に翻訳された。日本では江戸時代にオランダ語をもとに馬場佐十郎が訳した《硝子製造集説》に本書のことが記されている。[前田 正明]
この説明にある馬場佐十郎による訳書は、早稲田大学の古典籍総合データベースにデータがある。
『硝子製造集説』(渋江虬監試、馬場貞由訳述、書写年代不明)は、早稲田大学古典籍総合データベースにあった。「馬場佐十郎」での検索だと出てこないので見逃すところだった。「馬場貞由」の検索で出てくる。ありがたや。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/mu04/mu04_04715/index.html