この場には記録していませんでしたが、先日会期が終了した「世界を変えた書物」展(上野の森美術館+金沢工業大学)の公式プログラム(タブロイド判)のテキスト執筆を担当しました。
(画像は同展公式サイトからのリンク)
同展のアドヴァイザーをお務めの橋本麻里さんによるディレクションのもと、「スキエンティア篇」と「アルス篇」の2種類に分けて、出展された約130冊から各6冊ずつ都合12冊を選んで解説とミニブックガイドを書いております。1部300円で販売されました。
★スキエンティア篇
・アリストテレス「著作集」1495年
・エウクレイデス「原論」1482年
・コペルニクス「天球の回転について」1543年
・ニュートン「自然哲学の数学的原理(プリンキピア)」1687年
・ダーウィン「種の起源」1859年
・アインシュタイン「一般相対性理論の基礎」1916年
★アルス篇
・ウィトルウィウス「建築十書」1496年
・デューラー「人体比例論四書」1528年
・フック「微細物誌(ミクログラフィア)」1665年
・ガリレオ「星界の報告」1610年
・アグリコラ「金属について」1556年
・コロンナ「ポリフィルス狂恋夢」1499年
約130冊の書物の中から選りすぐった12冊で展覧会全体を俯瞰する、タブロイドサイズのプログラム。「SCIENTIA(スキエンティア:知・学問)」篇では森羅万象の仕組みを知ろうとする営みから生まれた6冊を、「ARS(アルス:技芸術)」篇では、世界についての知(スキエンティア)を活用し、人工物をつくりだそうとする営みから生まれた6冊を、より深く知りたい人のためのブックガイドと共に解説する。
(同展公式ウェブサイトの説明文)
今回の展覧会は、グッズもデザインのよいものばかりで、私もTシャツ、トートバッグ、風呂敷2種、ノート、チケットホルダー3種、ファイルを購入しました。これらのディレクションも橋本麻里さんによるものです。
Tシャツをもう何枚か買うつもりでいたのですが、会期途中で売り切れとなったそうで、久しぶりにこういう買い物でちょっと後悔しております。
どこか書店や文具店などで常時販売してくださらないかしら。