亀山郁夫

何度でもカラマーゾフ

日経ビジネスオンラインの「毎日一冊! 日刊新書レビュー」のコーナーに書評を書いています。 小さな新書も、それぞれがその先にある大きな問題やフィールドへのリンクみたいなもので、関連する書物や研究などに踏み込んでいくと(当然のことながら)それぞ…

★亀山郁夫『大審問官スターリン』(小学館、2006/02/20、ISBN:4093875278) 仮に、これまで地上に生まれて死んでいった人びと、生きている人びとの経験の総体というものを想像できるとしてみよう。そこには無数の「藪の中」のような状況がある。「藪の中」と…