★荒井信一『戦争責任論——現代史からの問い』岩波現代文庫学術岩波書店、2005/05、amazon.co.jp

塹壕戦で闘った兵士が戦争神経症に悩まされた第一次大戦.その戦後に提起された戦争責任問題は,未決の課題として今も存在し続けている.本書は戦争の特質と戦争体験の諸相,戦争責任論の変遷を世界史的視野でたどり,日本の戦後処理の歪み,戦争責任の欠落とは何かにについて,この十年についての新稿を加えて考察する.

岩波書店ウェブサイトの紹介文より)