メールマガジン「αシノドスvol.34+5(2009/8/25)に、連載エッセイ「思想誌空間」の第11回「思想画をめぐって」を寄稿しました。


絵画を分類するジャン名の一つに「思想画」という言葉があります。明治23年(1890年)4月27日に外山正一が行った「日本絵画の未来」という演説をめぐって、鴎外との間で生じた「画題論争」が生じています(といっても、外山からの反論はなされず、もっぱら外野と鴎外との間でやりとりがあったようですが)。


このやりとりを通じて、「思想」という言葉が、既によく意味の分からないものとして現れているのが見られるのですが、さてこの二人の間で浮かび上がった「思想」とはなんであるのか、といったことを詮索しています。


次回は、もう少し大きな文脈で「思想」について考えてみる予定です。


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