予告を三つまとめて。



以前、ここでもご紹介した『考える人』2009年夏号「特集=日本の科学者100人100冊」(新潮社)で、富士川游を取り上げました。


これを読んでくださった丸谷才一さんのご推挽で、毎日新聞の書評欄「この人この3冊」のコーナーに、富士川游について書かせていただきました。


着想の大風呂敷加減といい、それを実現してしまう粘り腰といい、富士川游の大きさを、原稿用紙2枚にうまく収められましたかどうか、ご笑覧ください。9月27日(日曜版)掲載の予定です。


また、『週刊SPA!(扶桑社)編集部から、嫉妬にかんする取材をお受けしました。久しぶりに、相棒・吉川浩満と揃っての仕事です。哲学や文学では、嫉妬についてどのように扱われてきたかという話をしています。こちらは、9月29日(火)発売の10/6号に掲載の予定です。


これらについては、また掲載になった時点で、原稿に反映しきれなかったことなどを述べたいと思います。


ひょんなことから、この10月より、一橋大学大学院言語社会研究にて、非常勤講師として講義を一つ担当させていただくことになりました。「新たなる百学連環――学問論へのアプローチ」と題して、古今の学術やその分類をめぐる系譜を探検してゆく予定です。


これに関連して、近日、武村知子さん、郡淳一郎さん、白井敬尚さんのお三方と組んでいる「ユニット・アンパサンド」による新しいウェブサイトを開設すべく、準備作業中です。お楽しみに。


⇒作品メモランダム > 2009/07/12 考える人
 http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20090712